上乗せ基準

環境用語集

上乗せ基準

ばい煙または排出水の排出の規制に関して国で定める全国一律の排出基準または排水基準では，その地域の人の健康を保護しまたは生活環境を保全することが十分でないと認められるとき，全国一律の基準にかえて適用するものとして都道府県が条例で定めたより厳しい排出基準または排水基準をいいます。

環境アセスメント用語集

上乗せ基準（大気汚染の） (うわの－きじゅん)

　大気汚染では、ばいじんおよび有害物質の排出について、それぞれ国の規制基準が定められているが、都道府県は特定の地域について、その自然的・社会的条件からの判断に基づき、これより厳しい基準を条例で定めることができる。これを一般に上乗せ基準という。

上乗せ基準（水質汚濁の） (うわの－きじゅん)

　水質汚濁に係る各種の排水については、それぞれ国の規制基準が定められているが、都道府県は特定の地域について、その自然的・社会的条件からの判断に基づき、これより厳しい基準を条例で定めることができる。これを一般に上乗せ基準という。また、特定施設から排出される水（排出水）については、国の規定する項目以外の汚染についても（有害物質を除く)基準を定めることができる。これを横出し基準という。

水質用語集

上乗せ基準

上乗せ基準は、排出水の量に比べてもともとの水域の流量が少ないなど、国の一律基準では汚濁状況の改善が図られない場合に、都道府県が条例で定める一律基準より厳しい基準です。基準値を厳しくする方法と、排水量50m3/日以下の事業所にも適用範囲を広げる方法とがあり、違反者には水質汚濁防止法上の罰則等の規制措置がとられます。