三菱化学エムケーブイとは? わかりやすく解説

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三菱化学エムケーブイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/13 16:23 UTC 版)

三菱化学エムケーブイ株式会社(みつびしかがく-、Mitsubishi Chemical MKV Company)は、かつて存在した日本化学会社である。

1952年昭和27年)に設立されたモンサント化成工業に源を発し、三菱化成工業(現・三菱ケミカル)の関連会社として、塩化ビニル関連事業(ポリ塩化ビニル可塑剤コンパウンドフィルム)、スチレン関連事業(ポリスチレンAS樹脂ABS樹脂)などを手がける。 幾度かの分離再編を経て、2008年に三菱化学グループ再編に伴い、三菱樹脂へ統合された。

沿革

  • 1952年 - 三菱化成工業とモンサントとの合弁でモンサント化成工業設立。三菱化成工業の塩化ビニル関連事業を承継。
  • 1953年 - 可塑剤の生産を開始。
  • 1957年 - ポリスチレンの生産を開始。
  • 1958年 - 三菱モンサント化成へ改称。
  • 1959年 - 四日市ぜんそくが確認される。
  • 1961年 - AS樹脂の生産を開始。
  • 1966年 - ABS樹脂の生産開始。

塩化ビニル関連事業

  • 1983年 - 三菱モンサント化成から塩化ビニル関連事業を分離独立させ、三菱モンサント化成ビニル発足。
日本陸運産業から借り受けて、三菱化成ビニルが専用使用していた私有10t積み22.6ft型、UT20A-25004タンクコンテナ。
東水島駅にて、1989年6月2日撮影。)
  • 1985年 - 三菱化成ビニルに改称。(略称:MKV
  • 1994年 - 三菱化学エムケーブイへ改称、ポリ塩化ビニルと可塑剤を三菱化学へ移管。
  • 1999年 - 住友ベークライトと合併でアプコを設立し、コンパウンド事業を分離。
  • 2004年 - 三井化学プラテック(現・三井化学ファブロ)と合併でMKVプラテック設立し、農業用フィルムを分離。
  • 2007年 - 住友ベークライト資本撤退により、アプコを三菱化学へ統合。
  • 2008年 - 三菱化学エムケーブイを三菱樹脂へ統合。

スチレン関連事業

  • 1990年 - 三菱モンサント化成からスチレン関連事業を分離独立させ、三菱化成ポリテック発足。
  • 1994年 - 三菱モンサント化成よりモンサント資本撤退。三菱モンサント化成と三菱化成ポリテックは三菱化学へ統合。

事業継承会社

関連項目




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