三田(さんだ)阪急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 14:50 UTC 版)
日本一の人口増加を10年間続けた兵庫県三田市の旧市街地本町に近いJRと神戸電鉄の三田駅前で1982年(昭和57年)に再開発ビル建設の計画が浮上して百貨店大丸の出店が決まっていたが1993年(平成5年)に出店を断念したため、当社が出店することになったのが始まりである。 しかし、商圏人口が予想より伸び悩んだことを理由に1994年(平成6年)に全フロアでの出店を取り止めて2フロアのみへ縮小する方針を打ち出し、保留床も買取から賃貸へ変更となった。 2フロアの内1階の食品売場部分もグループの食品スーパー阪急オアシスが運営し、2階のファッション売場のみを直営としてうめだ本店の菓子の取り寄せサービスなどで規模の小ささを補う営業形態となっており、人口の少ない郊外立地の実験店としての性格を持たせている。 2005年(平成17年)9月13日のビルの竣工式を受けて、その翌々日の15日に三田駅前一番館(キッピーモール)の核店舗として開業した。 当店の入居するビルは3階と4階は専門店街で5階がレストラン街、6階に市が運営する「まちづくり協働センター」などが入居する複合施設となっている。 2011年(平成23年)に阪急阪神百貨店が店舗運営を3つの事業部に分けた際、当店は郊外の小型店を担当する第三店舗事業部の所属となり、販売と仕入を同一の部門が担当する体制に移行した。2020年3月期の売上高は13億6400万円。 2020年12月18日、エイチ・ツー・オーリテイリングは三田阪急を2021年夏から秋をめどに閉店することを発表した。 系列の「阪急オアシス」を1階に残し、2階の当店は2021年8月1日で閉店した。
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