三宮シネフェニックス
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「センタープラザ」の記事における「三宮シネフェニックス」の解説
三宮シネフェニックス(さんのみやシネフェニックス)は、センタープラザ東館の6階に存在していた映画館。 開業のきっかけは1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災である。この影響により神戸市内にあった映画館の大半は壊滅し、営業停止を余儀なくされた。その中の一つであった神戸国際松竹(1999年4月29日に再オープン)の代替劇場として同年12月23日にオープンした(「三宮東映」が全壊したことから、東映の子会社がオープンさせた)。 当初は東映系列の会社が運営し、主に松竹・東急系の作品を多く上映していた。しかし1998年4月よりオーエスに経営譲渡され、館名を「OSシネフェニックス」とする。それ以降はオーエスと関わりの深い東宝洋画系の作品をメインに上映していたが、109シネマズHAT神戸、OSシネマズミント神戸の開業などによる映画館再編に伴い、2006年9月1日よりセンタープラザ東館内に本社を持つ都商事ホールディングス(フロアのオーナー会社)に経営譲渡され、館名が「三宮シネフェニックス」に戻った。 経営譲渡後は三宮東映(2006年8月31日閉館)から東映系の作品上映を引き継ぐ一方、ミニシアター向きの作品も多く上映していたが、赤字が続いたことで3D映画上映設備の投資が困難になったこともあり2011年5月8日をもって閉館した。 なお同劇場で使用していた映写機のひとつは福島県の白河市文化センターに寄贈された。運営会社の都商事ホールディングスは同劇場閉館後、「フェニックスプロジェクト」を立ち上げ、閉館2ヵ月前に発生した東日本大震災の主要被災地となった東北地方を中心にボランティア上映活動を行っている。 座席数 シネマ1:230席(サラウンドEX対応) シネマ2:230席 シネマ3:140席
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