一ノ宮美成の批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:00 UTC 版)
ジャーナリストの一ノ宮美成は、橋下のメディアコントロールの手法を解説した。 一ノ宮は、原発再稼働に対する橋下の二転三転する発言を「どうしてこんなデマゴーグが平然とまかり通っているのか?」とした上で、在阪のあるテレビ局の幹部の証言を紹介している。在阪テレビ局幹部の証言によれば、実績を検証した調査報道が必要としつつも、橋下から発信される情報があまりに多く、また発言内容が二転三転するために、その検証が困難で、橋下の発言を垂れ流すことになってしまうという。 また橋下は、ソーシャルメディアを駆使して巧妙な「世論操作」を行っているとも指摘した。 記者が橋下の気に入らない記事を書いたり、質問をすれば、その記者を徹底的に「罵倒」し、その様子を動画として公開して、さらし者にする。としている。この手法の一例として、橋下が、毎日放送の女性記者に対して26分もの「糾弾」を行った例を挙げた。この記者は、教職員の君が代起立斉唱条例問題について質問したが、橋下は「それは教育委員会が命令したことだから、私は関係ない」「勉強不足だ」「とんちんかんな質問するな」と発言して、「毎日放送には社歌があるのか?社歌のない会社の記者にそんなことを質問する資格などない」などと逆に批判した。また橋下の説明責任については、「そもそもこの条例の立案者は橋下氏で、条例を議会に提出し、成立させたのも橋下氏が代表を務める『大阪維新の会』です。職務命令を出したのも、橋下氏が任命した教育長です。当然、橋下氏は質問に答える責任がある」と付け加えている。。 毎日大量のニュースを流し、それこそ記者が思考停止の状態に陥るような仕組みをつくったうえ、批判者はさらし者にして世論を扇動する……いわば意図的な情報操作をやっているのです — 在阪のあるテレビ局の幹部の証言
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