ロールス・ロイス RB.203 トレント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/30 04:42 UTC 版)
RB.203 トレントは、ロールスロイスがプライベートベンチャーで開発したターボファンエンジンである。
SEPECAT ジャギュア、三菱T-2/F-1、BAe ホークに搭載されたアフターバーナー付小型超音速ターボファンロールス・ロイスRB.172/チュルボメカT260アドーアをコアに用い、低圧系を付加した世界初の3軸式ターボファンエンジン。推力が9,980 lbf (44.4 kN)でスペイを代替することが目的で[1]、RB211の前身とも云えるエンジンだった。
バイパス比8、静止推力5tクラスの中型機で、日本航空機製造YS-33やフェアチャイルド228、ホーカー・シドレーHS.136、コンベア 660等に搭載が予定されていたが[2]、計画のみに終わったため、製作された5基は各種試験に用いられた。
この基礎研究は拡大版RB.207を経て、ファンブレードに複合材料の投入や可変静翼の廃止、完全にシームレスなアニュラー燃焼器の実現、プレーンメタルベアリングの採用等、革新的設計で知られる初の実用3軸式ターボファン、RB.211で具現化した。しかし複合材製のファンブレードであるHyfilのバードストライク試験における失敗により、開発が難航した結果、資金繰りが悪化して同社は管財人の管理下に置かれることになり、国有化され、後に自動車部門と分離されることとなり、搭載予定のロッキード トライスターの開発も大幅に遅延した。
名称にトレントとついてはいるものの、ロールス・ロイス RB.50 トレントとロールス・ロイス トレントとの間に関連性はない。
仕様
一般的特性
- 形式: 3軸式ターボファン
- 全長: 82.2 in (208.8 cm)
- 直径: 38.7 in (98.3 cm)
- 乾燥重量: 1,751 lb (794 kg)
構成要素
性能
出典: Flight International.[3]
脚注
「ロールス・ロイス RB.203 トレント」の例文・使い方・用例・文例
- マルチンルターと他のプロテスタントの改革派の教えを調査、非難するために1545年から1563年でトレントで召集されたローマカトリック教会の3回にわたる議会
- ブリテン島の丘陵地帯で、北部のスコットランド国境から南部のトレント川にかけて広がるところ
- ウーズ川とトレント川によって形成された英国中央北東部の河口
- トレント川に接合し、ハンバー川を形成するために大体が南東に流れるイングランド北東部の川
- イタリア人の1534年から1549年までの教皇で、作品が1538年にイングランドのヘンリー8世を破門し、1545年にトレント公会議を始めた
- モルトレントという極めて遅くという意味の演奏法
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