ローマ (ローマ神話)とは? わかりやすく解説

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ローマ (ローマ神話)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/08 07:47 UTC 版)

ローマ(Roma)は、古代ローマ女神で、ローマという都市、ひいては国家を人格化したである[1]アントニヌス・ピウス記念柱の基壇に描かれている。


  1. ^ Mellor, 956.
  2. ^ "Sear Roman Coins & their Values (RCV 2000 Edition) #25"(www.wildwinds.com [1]、2009年6月22日閲覧)より。ただし、Mellor, 974-5 には初期のヘルメットを被った肖像へのより試験的なアプローチを試みている。他にディアナという説や、トロイ人虜囚のRhome(ギリシア語の rhome すなわち「強さ」を神格化した女神)という説もある。Rhomeについては Hard, R., Rose, H.J., The Routledge Handbook of Greek Mythology, 2003, p586: 部分プレビュー: [2].
  3. ^ Mellor, 963, 1004-5.
  4. ^ Tacitus, Annals, 4.56
  5. ^ ローマへの信仰が他の信仰に取って代わったわけではない。例えばギリシア好きの将軍フラミニヌスはギリシアの要請でセレウコス朝と戦ったことから、ローマと共に神聖視された。[3] (accessed June 29, 2009)
  6. ^ Mellor, 967.
  7. ^ Mellor, 958-9.
  8. ^ Mellor, 965-6.
  9. ^ a b Mellor, 960-3.
  10. ^ ローマにおけるフィデース信仰は共和政後期に確立した: Cicero, De Natura Deorum, 2. 61.
  11. ^ English and Greek versions in Powell, Anton, The Greek World, Routledge, 1997, p369: limited preview available - [4]
  12. ^ a b Mellor, 972.
  13. ^ 支配者信仰を現代的観点からまとめたものとして次がある。Harland, P.A., Introduction to Imperial Cults within Local Cultural Life: Associations in Roman Asia, 2003. Originally published in "Ancient History Bulletin / Zeitschrift für Alte Geschichte" 17 (2003):85-107. オンライン版: [5]
  14. ^ Ando, 45.
  15. ^ イベリア半島で女神ローマとアウグストゥスへの信仰が存在した可能性があり、おそらく紀元前19年以降に急速に生じたものと推測される。see Mellor, 989.
  16. ^ 祭壇は紀元前10年または12年のもの。
  17. ^ Fishwickは、ローマが女神としてヘレニズム世界で(アウグストゥスに)先行して存在したことが西方の信仰でも受け継がれたと見ている。
  18. ^ Mellor, 990-993: Mellorはそれまでのローマとヘレニズム世界の協力と文化変容の枠組みよりも皇帝崇拝を弱いものと見て、アウグストゥスやその後の皇帝崇拝に女神ローマが必須のものだったとしている。プリンキパトゥス時代の皇帝は「元老院とローマ市民」の代表であり公僕だという建前であり、専制君主ではなかった。
  19. ^ ルグドゥヌムの神官はギリシア語で sacerdos と呼ばれた。ローマの伝統に反して複数の神々に仕える神官は flamen と呼ばれた。一般に神格化された女性には女性神官が仕えた。中には男性神官の妻が女性神官となることもあったが、多くは独自に選ばれた。西方の皇帝崇拝では、信仰と神職の解釈が極めて大まかだった。しかし、唯一の例外(トゥールーズ)を除いて女神ローマに仕えるのは、ヘレニズム世界と同じく男性神官だった。See Fishwick vol 1, 1, 101 & vol 3, 1, 12-13, & Mellor, 998-1002.
  20. ^ Mellor, 1002-3.
  21. ^ Beard et al, vol 1, 257-9.
  22. ^ Mellor, 963-4.
  23. ^ Fishwick,Vol. 3, 1, 199.
  24. ^ プロブスの硬貨の例: Doug Smith's website: [6]


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