ロックアウトの影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:42 UTC 版)
「1998-1999シーズンのNBA」の記事における「ロックアウトの影響」の解説
ロックアウトの影響で開幕が約2ヶ月も遅れたため、シーズンは本来の82試合から、50試合に短縮された。結果、例年ならば各チームは全チームと最低でも2回は試合をするが、このシーズンは一度も組まれないカードもあった。毎年2月に開催されるオールスターも中止となった。なお、オールスターで行われるルーキーチャレンジは、以前はルーキーチーム同士の試合だったが、この年のルーキーがルーキーチャレンジに参加できなかったため、翌年からはルーキーチームと、2年目のソフォモアチームが試合をするようになった。 また試合内容では、トレーニングキャンプ、プレシーズンなどの準備期間なしで新シーズンを迎えたためか、スタッツ面での低下が見られた。各チームの1試合平均得点は、1954年にショットクロックが導入されて以来最低となる91.6得点を記録し、前季の96.9得点から5.3点も減少した。リーグ全体のフィールドゴール成功率は43.7%であり、こちらも1960年代以来の低水準だった。 興行成績の面では、試合数が減少したため、当然シーズン総観客動員数も前季の20,352,157人から大幅減の12,134,906人だった。また一試合平均の観客動員数も16,738人で1990-91シーズン以来の減少に転じた。 シーズン終盤に翌年のドラフト上位指名権を得るためにわざと試合に負けるチームも出て、例えばバンクーバー・グリズリーズは最後の14試合で1勝、シーズン8勝に終わった。
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