ロックアウト機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 02:00 UTC 版)
「Atari 7800」の記事における「ロックアウト機能」の解説
ATARI 2600 用に販売され物議を醸したアダルトソフト『カスターズ・リベンジ』についての議論を受け、アタリは、グラフィックス機能が向上した MARIA を搭載した 7800 ではこうしたわいせつなソフトがさらに増えてしまうことを懸念し、デジタル署名を使ったプロテクション機能を 7800 に盛り込み、アタリ非公認のソフトが動作しないようにした。 カートリッジを 7800 に差し込むと、7800 に内蔵された BIOS がカートリッジ ROM からデジタル署名を生成し、カートリッジ ROM に記録されている署名と照合する。もし正しい署名が見つかれば、7800 は MARIA など 7800 特有の機能が動作する 7800 モードで動作し、署名が見つからない場合には旧来の 2600 モードで動作し、MARIA へのアクセスはできなくなる。北米で販売された 7800 向けゲームにはすべてアタリによるデジタル署名がなされたが、PAL 7800s ではこのデジタル署名機能は輸出制限のために省かれており、2600 用カートリッジの判定には様々な手段を組み合わせて対処していた。
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