ロシア政府やロシア検察関係当局の反応と対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 06:51 UTC 版)
「モスクワ地下鉄爆破テロ (2010年)」の記事における「ロシア政府やロシア検察関係当局の反応と対応」の解説
ロシア検察当局はルビャンカ駅の爆発には4キログラム、パールク・クリトゥールイ駅の爆発には1.5から2キログラムほどのプラスチック爆弾が使用された可能性を発表した(ただしTNT爆薬換算)。さらに駅の防犯カメラには不審な2人の女性の姿が映されていた。それを怪しいと感じたロシア検察は捜査を開始、その結果その女性2人による自爆テロであったと判明した。 さらにアレクサンドル・ボルトニコフ連邦保安庁(FSB)長官は、ドミートリー・メドヴェージェフ大統領に「北カフカス地域につながりのある女性の自爆テロ」と報告。メドベージェフ大統領は「テロリストに対する作戦は最後まで揺るぎなく続く」と言明。さらに事件発生当日の夕方には事件現場の一つルビャンカ駅を訪れ、献花台に花を捧げた。「彼ら(テロの犯人)を追跡して抹殺する」と発言した。メドベージェフ大統領は、全ロシアの交通網のテロ防止の警備を強化する大統領令に署名すると意向を示し、同時に当局に徹底的な捜査を指示した。 また、東シベリアを訪問していたウラジミール・プーチン首相は、事件の一報を知ると「テロ実行犯は必ず壊滅される」と語り、急遽モスクワへ戻った。
※この「ロシア政府やロシア検察関係当局の反応と対応」の解説は、「モスクワ地下鉄爆破テロ (2010年)」の解説の一部です。
「ロシア政府やロシア検察関係当局の反応と対応」を含む「モスクワ地下鉄爆破テロ (2010年)」の記事については、「モスクワ地下鉄爆破テロ (2010年)」の概要を参照ください。
- ロシア政府やロシア検察関係当局の反応と対応のページへのリンク