ロシア国籍取得後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 00:08 UTC 版)
「ヴィクトル・アン」の記事における「ロシア国籍取得後」の解説
ロシアに帰化した後、アンはリハビリも順調で調子を取り戻し2014年ソチオリンピックのロシア代表に選ばれた。2014年1月20日、ドイツのドレスデンで行われた欧州選手権大会では4冠王、そして総合優勝を達成している。ロシアに帰化した後のアンは、韓国時代より強くなったという評価もあった。なお、アメリカのアポロ・アントン・オーノもアンのことを「世界で最も美しいショートトラック選手」と賞賛している。 2014年2月10日、ソチオリンピックにおいてアンは男子1500mで銅メダルを、2月15日には男子1000mで金メダルを獲得し、ロシア勢 としてはショートトラック競技で初のメダリストとなった。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、アンのことを「ロシア代表選手として、真のオリンピアンにふさわしい姿を見せてくれた」とアンを賞賛した。2月21日には、男子500mと男子5000mリレーを制し、冬季オリンピックのショートトラック選手としては最多6個目の金メダルを獲得した。 2014年3月17日、アンはカナダのモントリオールで行われたショートトラック世界選手権大会に参加、総合優勝を果たし、2007年以来7年ぶりに世界王者となった。 帰化後の名前でもあるヴィクトルは、旧ソ連のロックバンド『キノー』のヴォーカルで高麗人(旧ソ連諸国在住の韓国・朝鮮人がルーツ。)のヴィクトル・チェから取り、茶髪がトレードマークであった。 2018年2月、アンの母国の韓国で開催されている平昌オリンピックにはロシア選手団のドーピングに関与したという報道のため、アンも出場できなかった。 2020年4月、現役引退を表明。その後、中国ショートスケートチームの技術コーチとして活動している。
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