ロシアによるウクライナ侵攻後の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 04:29 UTC 版)
「ゲアハルト・シュレーダー」の記事における「ロシアによるウクライナ侵攻後の対応」の解説
2022年2月5日には、ロシアの国営天然ガス会社ガスプロムの取締役に指名されている。この後、2月24日にはロシアによるウクライナ侵攻が発生した。 シュレーダーは侵攻発生後もロシアとの関わりを断つべきではないとSNSへの投稿を行っており、またロシア国営企業の役員も辞さなかった。同様の立場にあった西側の元首脳は相次いで役職を辞任したため、シュレーダーの親露姿勢が際立つ形となり、各方面からシュレーダーに対する批判が起こった。ドイツ社会民主党はシュレーダーに役員職の辞職を要求し、党ウェブサイトの「偉大な社会民主党員」の項目からシュレーダーを削除した。またスポーツ界ではボルシア・ドルトムントとドイツサッカー連盟(DFB)がシュレーダーの名誉会員資格を剥奪した。 3月11日、モスクワでプーチン大統領と会見しているが、ドイツ連邦政府は関与を否定している。 5月19日には欧州議会がシュレーダーがロスネフチの取締役を辞任しない場合には、対ロシアの制裁対象に加えるという決議案をまとめ、ドイツ連邦議会予算委員会も首相経験者に対して認めている特権を一部停止する決定を行っている。5月20日、ロスネフチはシュレーダーが監査役会長を辞任すると発表した。
※この「ロシアによるウクライナ侵攻後の対応」の解説は、「ゲアハルト・シュレーダー」の解説の一部です。
「ロシアによるウクライナ侵攻後の対応」を含む「ゲアハルト・シュレーダー」の記事については、「ゲアハルト・シュレーダー」の概要を参照ください。
- ロシアによるウクライナ侵攻後の対応のページへのリンク