ロシアによるクリミア併合宣言(2014年)
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「クリミアの歴史」の記事における「ロシアによるクリミア併合宣言(2014年)」の解説
詳細は「2014年クリミア危機」、「クリミア共和国」、および「ロシアによるクリミアの併合」を参照 2014年、キエフにおける騒乱、ロシアのクリミア侵攻を経て、クリミアの帰属問題が再燃した。 ロシアと親ロシア派が半島を掌握する中、3月11日、クリミア自治共和国最高会議(議会)とセヴァストポリ特別市評議会(市議会)は、クリミアおよびセヴァストポリ独立宣言を採択し、ウクライナからの一方的な独立を求めた。16日にロシアと親ロシア派の監視下のもと実施された住民投票ではロシア編入が多数派となり、翌17日にクリミア自治共和国がセヴァストポリを特別な地位を有する都市として包括したクリミア共和国として独立し、ロシアへの編入を求める決議を議会が行った。翌3月18日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは演説でクリミア併合を宣言、直後にクリミア・セヴァストポリの代表との編入条約に署名した。 ウクライナは、クリミア自治共和国とセヴァストポリ特別市はロシアの被占領下にあるという立場を取る。また、アメリカ合衆国、欧州連合、日本国政府をはじめ、国際社会の多数が、住民投票がウクライナの国内法に違反し非合法なものであるとし、ロシアとその友好国を除き、クリミアの編入は国際社会の承認を得ていない。
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