レーサーパンツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 00:52 UTC 版)
レーサーパンツとは、ジャージと同じく通気性が良く軽い素材(一般にはナイロンスパンデックス)で作られた自転車用下半身ジャージ (Cycling shorts)。通称「レーパン」。 サドルと接触する部分にはパッドが縫い付けられており、長時間の走行がしやすくなっている。肌に密着していると、ペダルを回す際にパンツとサドルが接触することによる摩擦が生じないというメリットがある。しかし下半身の線がはっきり出ることに羞恥心や抵抗を感じる者も多く、ファンライド用の密着しないタイプや、上から他のパンツをはくことを前提にしたインナータイプのものも増えている。女性用には水着のパレオの様に短いスカートを付属させていることもある。 レーサーパンツには、パンツタイプのものと、肩にスリーブをひっかけるビブショーツの2種類がある。ビブショーツは腹部に圧迫を感じにくいのと、腹部が冷えにくい設計なので、ほとんどのプロ選手はビブショーツを着用する(ビブショーツと腹部の間にボトルを入れて運ぶことも出来るので、中継ではアシストの選手がジャージの前を空けて、ボトルを入れているシーンが良く映る)。欠点は、トイレに行ってもジャージを先に脱ぐ必要がある事。サイクルウェアで有名な日本メーカー・パールイズミが2014年、この欠点を克服した「クイックビブ」(ウエストで上下分割が出来る)を考案し国内特許を取得。
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