レンタルでの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 15:38 UTC 版)
当該暗室は、無線機器の実験または電子機器のEMC計測を行う企業や研究所には欠かせないが、初期の設備投資額や維持費は多額であるため、使用頻度がそれほど高くなければ、自前の当該暗室を持たずに、必要な時だけ所有機関から賃借りすることが多い。このため、多くの所有機関が第三者へのレンタルを行っており、所定の料金を支払えば利用することが可能である。 レンタルの条件は、普通は日単位が多く、基本的に必要となる測定機器もセットで借りることが普通である。また、設備のレンタルだけでなく測定専門技術者のレンタルや測定結果に対して専門家からの対策アドバイスを受けられるサービスもある。 測定した機器について、俗にいうFCCマークなどのEMC関連の認証を受けようとする場合、測定に使用した当該暗室などの設備は、あらかじめ認証を行う機関に登録されていなければならない。このため、当該暗室の扉などには、各種の登録済証などが掲示されていることが多いが、用途に応じ、適切な登録がなされていることについては事前に確認しておかなければならない。また、当然、測定器の校正(又は較正)の状況も確認しておくべきである。
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