レストア時の注意点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 14:24 UTC 版)
「ローランド・GR-100」の記事における「レストア時の注意点」の解説
まず、逆電圧に弱く破壊して短絡する可能性があるタンタルコンデンサの実装の有無を確認し、電解コンデンサに交換する必要がある。電源部分は2層ある基板の上層部左側にある大型のコンデンサ周辺に展開している。問題の部品はディップ型で、±電源ライン上に2個使用されている。 回路には1N60というゲルマニウムタイプのダイオードが多用されており、この国産品が製造中止となっているが、中国製の同等品が入手可能である。ヘッドアンプ周りに使用されているゲルマニウムダイオードの破損によってピックアップの感度が著しく低下する。 その他に製造中止の部品は、浜松ホトニクス製のフォトカプラ、2SA733/2SC945汎用トランジスタ等がある。フォトカプラはVTL社製のものが唯一入手可能なので、レストアの際には同等品を選択する必要がある。
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レストア時の注意点
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「ローランド・GR-300」の記事における「レストア時の注意点」の解説
先の項目で挙げた、電源部の短絡事故に対応するために、タンタルコンデンサの実装の有無を確認する。タンタルコンデンサは逆電圧に弱く、短絡する方向に破壊が起こる可能性があるため、電源ラインへの使用は大変危険である。この部品が発見された場合には、事故防止のため通常の電解コンデンサに交換する必要がある。電源部分は、2層ある基板の上層部左側にある大型のコンデンサ周辺に展開している。問題の部品はディップ型で、±電源ライン上に2個使用されている。 回路には1N60というゲルマニウムタイプのダイオードが多用されておりこの製品の国産品はディスコンとなっているが、中国製の同等品が入手可能である。ヘッドアンプ周りに使用されているゲルマニウムダイオードの破損によってピックアップの感度が著しく低下する。 熱によってギター本体、及びブルーボックス内部に使用されているプラスティック・フィルム製の信号線の腐食が進行し、断線している場合がある。レストアは、基板の端子を交換してオリジナルのケーブルをリボンケーブルに交換することで対応できる。 その他ディスコンの部品は、浜松ホトニクス製のフォトカプラ、2SA733/2SC945等の汎用トランジスタがある。フォトカプラはVTL社製のものが唯一入手可能なのでレストアの際には同等品をセレクトする必要がある。 使用されているオペアンプはRC4558、RC4559、TL082という汎用性の高いものが殆どである。RC4558はヘッドアンプ周辺やLFOなどのコントロール電圧系に、RC4559は音声出力段に、TL082はVCO周辺に使用されている。 ケーブルのピン接続は以下の通り。現行GRシリーズの13ピンタイプとの互換を示す。
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