ル・カインとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > ル・カインの意味・解説 

ルカイン

分子式C14H20N2O2
その他の名称ピリドカイン、Lucaine、ルカイン、Piridocaine、PT-14、2-Piperidineethanol 2-aminobenzoate
体系名:2-ピペリジンエタノール2-アミノベンゾアート


エロール・ル・カイン

(ル・カイン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/30 06:11 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
エロール・ル・カイン
Errol Le Cain
誕生 (1941-03-05) 1941年3月5日
シンガポール
死没 (1989-01-03) 1989年1月3日(47歳没)
イギリスブリストル
職業 絵本作家
イラストレーター
アニメーター
言語 英語
ジャンル 絵本
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

エロール・ル・カイン: Errol Le Cain1941年3月5日 - 1989年1月3日)は、シンガポール生まれの絵本作家イラストレーターアニメーター[1]

フランスカナダ人の曾祖父、トンガ人の曾祖母をもつ[2]1942年、1歳のとき、日本軍の侵略から逃れるために、インドアーグラに渡り、戦争が終わるまで家族とともに同地で暮らした[2]

戦争が終わると、シンガポールに戻り、家に隣接していた映画館に通う。11歳のときに、8ミリカメラでアニメーションを製作し始める。1956年、15歳のときに、2作目の作品が映画会社の目に留まり、アニメーションの勉強をするために、1人でイギリスロンドンへと渡る[2][3][4]

1968年、映画用に描かれたラフスケッチをもとにして絵本『アーサー王の剣』 (King Arthur's Sword) が出版され、カラフルな絵本が注目を浴び、ル・カイン自身の長年の夢だった絵本作家として歩み始める[2][5][6]。以降、『キューピッドとプシケー』や『キャベツ姫』、『魔術師キャッツ』や『おどる12人のおひめさま』など多くの絵本を発表する[6]

1985年北アメリカインディアンの自然と調和した暮らしをテーマに描いた絵本『ハイワサのちいさかったころ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞する[2][5]1989年のため47歳で死去[7]

彼の死後、妻は彼の原画を二束三文で画商に売り捌いていたが、日本の渋谷稔が原画の散逸を良しとせず、残っていた原画を全て買い取った。買い取った原画は、1997年にオープンしたえほんミュージアム清里にて常設展示されている[8]

日本の作家では、漫画家のさくらももこや、イラストレーターの宮崎照代が彼の作風に影響を受けている[9]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Errol Le Cain (1941 - 1989)”. Royal Academy of Arts. 2019年5月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e エロール・ル・カインの魔術展”. そごう・西武. 2018年10月6日閲覧。
  3. ^ E・ル・カインについて”. えほんミュージアム清里. 2018年10月6日閲覧。
  4. ^ 特別展 エロール・ル・カインの魔術展”. 秋田県立美術館. 2019年5月10日閲覧。
  5. ^ a b エロール・ル・カイン展”. インターネットミュージアム. 2018年10月6日閲覧。
  6. ^ a b イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展”. インターネットミュージアム. 2019年5月10日閲覧。
  7. ^ エロール・ル・カイン絵本原画展II”. えほんミュージアム清里. 2018年10月6日閲覧。
  8. ^ さくらももこ『憧れのまほうつかい』30 - 35頁。新潮文庫。
  9. ^ さくらももこ『憧れのまほうつかい』21、26 - 29、52-53頁。新潮文庫。さくらは、『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』の扉絵で、彼の作風を取り入れている。

外部リンク


ルカイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:11 UTC 版)

ドラゴンズクラウン」の記事における「ルカイン」の解説

ハイドランド名高い魔術師ハイドランドの街にある「ルカインの塔」で日々魔法研究をしている。

※この「ルカイン」の解説は、「ドラゴンズクラウン」の解説の一部です。
「ルカイン」を含む「ドラゴンズクラウン」の記事については、「ドラゴンズクラウン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ル・カイン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ル・カイン」の関連用語

ル・カインのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ル・カインのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエロール・ル・カイン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのドラゴンズクラウン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS