リメイクと派生作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/15 08:38 UTC 版)
約89,000ドルという低予算ながら、『妖怪巨大女』は続編を検討するのに十分な興行成績を上げた。プロデューサーのジャック・マークェットによると続編はより高い予算をかけ、カラーで制作される予定であった。計画は実現しなかったが、脚本も書かれていた。 1980年代中頃、映画監督のジム・ウィノースキーはシビル・ダニングをタイトルロールに起用した再映画化を考え、ダニングが巨大女に扮した写真撮影まで行なった。しかしウィノースキーがその代わりに1957年のSF映画『Not of This Earth』のリメイク『トレイシー・ローズの美女とエイリアン(英語版)』(1988年)を撮る選択をしたため実現はしなかった。 1993年にテレビ映画『ダリル・ハンナのジャイアント・ウーマン(英語版)』としてリメイクされ、HBOで放映された。監督クリストファー・ゲスト、脚本ジョセフ・ドハーティ(英語版)、ダリル・ハンナがヒロインを演じた。 1995年、フレッド・オーレン・レイは『アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン(英語版)』というパロディ映画を制作、J・J・ノース(英語版)とタミー・パークスが主演した。女性が巨大化するという基本的な前提以外は『妖怪巨大女』との共通点はほとんど無い。バストサイズに悩むグラビアモデルが、危険と警告されながら豊胸効果があるという薬を服用し、副作用で巨大化する。しかし、そのために逆に注目を集めるようになった彼女を面白く思わないライバルのモデルが同様に巨大化。故意に滑稽に描かれた低予算映画であり、フォトモンタージュを使用したオリジナルと異なり、強化遠近法を駆使して巨大娘の視覚化を実現している。 2011年後半、ロジャー・コーマンとニュー・ホライゾン・フィルムズは『Attack of the 50 Foot Cheerleader』という3D映画を制作、2012年8月25日に公開された。監督はケヴィン・オニール、脚本はやはりコーマン製作の『シャークトパス』(2010年)も手がけたマイク・マクリーン、ヒロインのキャシー・ストラトフォードを元ミス・ティーン・ジョージアのジェナ・シムズ(英語版)、ライバルのブリタニー・アンドリュースをオリヴィア・アレクサンダーが演じた。
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