ラムジー夫妻起訴への大陪審
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 17:04 UTC 版)
「ジョンベネ殺害事件」の記事における「ラムジー夫妻起訴への大陪審」の解説
1998年5月、スミット刑事は検事局の他のスタッフと共にボルダー警察に調査結果を提示し、これまでの証拠からラムジー夫妻は犯人ではないと結論づけたが、ラムジー夫妻の犯行であるとする警察当局の考えは変わらなかった。検事局は捜査の主導権を握ろうとした。警察と検事局の間の軋轢と、有罪判決を得るための圧力もあり、コロラド州知事のロイ・ローマーが仲裁に入り、検察官マイケル・ケインを特別検察官として大陪審を準備した。 この事件を捜査していたスミットとボルダー警察のスティーブ・トーマスの意見は対立し、両者は最終的に辞任することとなった。 8月、トーマスは検事局がこの事件の警察の捜査に干渉し、支援を怠ったとの理由で辞任した。 9月15日、ラムジー夫妻を事件に関する罪で起訴するかどうか検討するために大陪審が招集され、審理が開始された。 9月24日、スミットは一連の捜査が侵入者による犯行と確信したため辞任した。 1999年3月8日、アーント刑事が集中する批判のため辞任した。 この年、大陪審は「不法かつ、それが無謀であると知りながら、重罪といえる形で、子供の生命を脅威にさらし、死亡という結果となった」こと、および「不法かつ、それが無謀であると知りながら、重罪といえる形で、この第一級殺人の犯人である人物に対して、そうと知りながら、身柄を隠匿し、発見・逮捕・起訴・懲罰を遅延させる意図で手助けした」ことについて、ラムジー夫妻を告発する起訴状を発付した。ただしこの起訴状内容が明らかになったのは2013年10月である。 大陪審の評決にも関わらず、ボルダー郡地方検事アレックス・ハンターは、刑事上の有罪判決に必要とされる合理的疑いを超えた有罪の証明という高い基準を満たすことができないと考え、起訴を見送った。 2002年12月26日、次のボルダー郡地方検事であるメアリー・レイシーが、警察から捜査を引き継いだ。
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