ラフバリ・シューラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 09:45 UTC 版)
「アフガニスタン・イスラム首長国の政府」の記事における「ラフバリ・シューラ」の解説
ラフバリ・シューラは、ムハンマド・オマル政権時の高官をメンバーとするアフガニスタン・イスラム首長国の事実上の行政・立法機関であり、パキスタンでクエッタ・シューラに発展した。ラフバリ・シューラの前身は、オマルが率いるアフガニスタン・イスラム首長国の最高評議会であり、評議会は閣僚、最高裁判所長官、上級軍事司令官で構成されていた。 ラフバリ・シューラは30人のメンバーからなり、半分強が政策のさまざまな分野を監督する責任を負う18の委員会のトップを務めている。その他のメンバーには、ウラマーの上級司令官が含まれる。 2021年に政権を掌握する前のターリバーンはラフバリ・シューラによって統治されており、委員会は彼らが支配する地域の政府機関および部局として機能していた。 現在、ラフバリ・シューラは裁判官、司令官、閣僚を承認または解任する権限を持っており、アフガニスタン内閣、司法制度および治安部隊に対する実質的な監督権を行使している。ただし、国防大臣、内務大臣、外務大臣などの主要閣僚の任命は、ラフバリ・シューラが直接行うことになっている。しかし、内閣の各部門の長の殆どは主にラフバリ・シューラのメンバーであり、両組織に対する責任は同義である。つまり、内閣は事実上無力であり、ほとんどの決定がラフバリ・シューラによって行われていることを意味する。ラフバリ・シューラを構成する委員会は以下の通り 高等法院 政治委員会 軍事委員会 文化委員会 経済委員会 独立した金融機関 教育委員会 健康委員会 機関委員会 囚人問題委員会 農業委員会 公益事業局 国境委員会 孤児と障害者局 インテリジェンス委員会 鉱業委員会 ガイダンスおよび招待委員会 民間人死傷者の予防/聴聞会 宗教奨学金・モニター担当役員
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