ライブイベントにおける演出家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:41 UTC 版)
「演出家」の記事における「ライブイベントにおける演出家」の解説
イベントといってもスタジアムクラスの規模から小規模イベントスペース、展示会まで多様。その形態・ジャンルもコンサートや各種パフォーマンスのようなエンターテインメントイベント、企業・団体のPR及びキャンペーンイベント、パーティーやセレモニー、クローズドなインセンティブイベントなど、多数存在する。各イベントにおける趣旨・コンセプトを理解し、ターゲット(観客・聴衆)に対し最も効果的な表現手段をトータルで監修することがライブイベントにおける演出家の役目といえる。具体的には全体的なビジュアル(客席からの見え方)、構成、表現手段、表現コンテンツを主体となるもの(アーティスト、コンセプト、PRコンテンツ)と巧みにコーディネートすることにある。そのため、イベント形態、ジャンル、趣旨によって、会場やターゲット、表現、規模が全く異なり、それぞれのイベントノウハウを持つ演出家がそれぞれ存在する。またほとんどのジャンルの演出をこなす事が出来るマルチな演出家も少数ながら存在する。ライブイベントの演出家はプロデューサーから依頼を受け、演出コンセプト・テーマを提示した後、構成作業に移る。構成によって全体ストーリーが明らかとなり、各シーン毎に自らのイメージをもとにどのような表現をするかを検討、台本によってより細かなシーンメイクやステージング、ギミックを計画する。具体的な表現イメージが求められることから、ライブイベントの演出家は自ら台本を書く場合が多い。舞台美術、照明、音響、映像、出演するキャスト、衣裳、振り付けに至るまでの全てのプロセスに関係し、コンセプト・テーマ・具体的な表現イメージの責任をもつ役割がライブイベントの演出家に課せられる。ライブイベントの演出家は会社所属、フリーランス、エンターテインメントプロデュースプロジェクト所属とさまざまである。
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