モデルの命名法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 09:27 UTC 版)
Sun Fireの後期のモデル番号には、以下のようなシステムの種類を示す接頭辞が付いていた。 V :エントリーレベルおよびミッドレンジのラックマウントおよびキャビネットサーバ(UltraSPARC、IA-32またはAMD64) E :高可用性機能を備えたハイエンドエンタープライズクラスのキャビネットサーバ(UltraSPARC) B :ブレードサーバ(UltraSPARCまたはIA-32) X :ラックマウントx86-64ベースのサーバ T :UltraSPARC TシリーズCoolThreadsプロセッサに基づくエントリーレベルおよびミッドレンジラックマウントサーバ サン社がVシリーズサブブランドでIntel XeonとAMD Opteronを搭載するSun Fireサーバを提供したとき、サン社はIntel Xeonプロセッサベースのシステムを表すために接尾語にxを使用し、AMD Opteronプロセッサにはzを使用したが、この規則は後に廃止された。 接尾語zは、以前はV880サーバの変種であるV880z Visualization Serverを区別するためにも使用されていた。 サン社の第1世代ブレードサーバプラットフォームであるSun Fire B1600シャーシとそのブレードサーバは、Sun Fireサーバブランドでブランド化された。その後、サン社のブレードシステムはSun Bladeブランドで販売された。 2007年、サン社、 富士通 、 富士通シーメンスは、サーバ製品に共通のブランドSPARC Enterpriseを使うことを発表した。 SPARC Enterpriseの最初のモデルは、富士通が開発したミッドレンジおよびハイエンドのSun Fire Eシリーズの後継モデルだった。さらに、Sun Fire T1000とT2000サーバはSPARC Enterprise T1000とT2000にブランド名が変更され、富士通のブランドで販売されたが、サン社はこれらを元の名前で提供し続けた。その後のTシリーズサーバにも、Sun FireではなくSPARC Enterpriseのブランドが付けられた。 2010年後半以降、オラクルはSPARC TシリーズサーバにSun Fireブランドを使用しなくなり、2012年半ば以降、Intel Xeon CPUをベースにした新しいXシリーズのx86-64マシンにも使用しなくなった。買収前にサン・マイクロシステムズ社によって開発され生産されていたx86-64サーバモデルはすべて、Sun Server Xシリーズとしてブランド名が変更された。
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