メンバーの妻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 04:39 UTC 版)
よど号メンバーは吉田を除く8人が1977年までに現地で日本人妻と結婚している。彼女たちはマスコミからよど号妻と呼ばれている。だが日本人妻の北朝鮮入国や結婚の経緯は必ずしも明らかでない。岡本武の妻福留貴美子を除いて北朝鮮の思想に共感を持つ団体等に所属していたことなど北朝鮮の思想に共感を持っていたと思われている(福留は北朝鮮に行く前に日本で警察官採用試験を受験しており、思想はむしろ保守的だったと推測されている)。だが、八尾恵(柴田泰弘の元妻)は、自分を含めて日本人妻の多くは強制的に結婚させられたと主張している(なお、よど号事件の前から恋人関係だったことが確認されているのは小西隆裕とその妻だけである)。 よど号妻にはパスポートの返納命令違反等の旅券法違反で逮捕状が出ている。死亡が伝えられている福留貴美子(岡本武の妻)と北朝鮮在住の若林佐喜子(若林盛亮の妻)と森順子(田宮高麿の妻)以外の4人のよど号妻は2001年以降に帰国後逮捕され、旅券法違反による執行猶予付きの懲役刑が確定している。1988年に日本滞在中に逮捕された八尾恵のみ、アパートの名義で偽名を用いた公正証書原本不実記載・同行使罪で罰金5万円の略式起訴となった。 また、森順子・若林佐喜子は欧州における日本人男性拉致事件に関与しているとして結婚目的誘拐の容疑で逮捕状が出ており、国際手配されている。
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