めばえもち【メバエモチ】(食用作物)
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登録番号 | 第13188号 |
登録年月日 | 2005年 6月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | めばえもち よみ:メバエモチ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 上原泰樹、小林陽、古賀義昭、太田久稔、清水博之、三浦清之、福井清美、大槻寛、小牧有三、笹原英樹、堀内久満、後藤明俊、奥野員敏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「金南風」の巨大胚突然変異系統「EM40」に「中部糯57号」(後の「ココノエモチ」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県上越市)における成熟期は中生の早、稈長が短、ふ先色が赤褐の巨大胚を有する水稲、糯種である。草型は偏穂数、稈長は短、稈の細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は淡緑である。穂長は中、穂数はやや多、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は赤褐、護穎の色は白、芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は赤褐である。玄米の形及び大小は中、粒色は白、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや不良、食味は中の上である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は中生の早、障害型耐冷性は弱、穂発芽性及び耐倒伏性は中、脱粒性はやや難、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性及び白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。蛋白質含量はやや低である。「こがねもち」と比較して、稈長が短いこと、止葉が立つこと、耐倒伏性が強いこと等で、「峰の雪もち」と比較して、草型が偏穂数であること、ふ先色が赤褐であること、穂いもちほ場抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に農林水産省北陸農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、新潟県上越市)において、「金南風」の巨大胚突然変異系統「EM40」に「中部糯57号」(後の「ココノエモチ」)を交配し、平成3年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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