メディア王への復讐とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > メディア王への復讐の意味・解説 

メディア王への復讐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 15:31 UTC 版)

メディアのハルパゴス」の記事における「メディア王への復讐」の解説

メディアの王アステュアゲス仕えていたハルパゴスは、不吉な夢を見た王によって赤子だったキュロス(アスチュアゲスの娘マンダネの子。のちのキュロス2世)を殺すよう命ぜられた。ハルパゴスは、王が心変わりし王の孫である赤子殺害した自分処罰するではないか恐れ代わりにアステュアゲス家来ミトリダテスという牛飼いに手を下させようとして、赤子預けた。ところが、赤子哀れんだミトリダテス死産し我が子身代わりにし、ひそかにキュロス育てた。 しかし、やがてこのことはアステュアゲス王の知るところとなり、王に呼ばれたハルパゴス真実話した。このとき王は怒りを表には出さずその代わりハルパゴスに、彼の13歳になる一人息子王宮に寄越すよう命じたハルパゴスはそれに応じ、王の元へ息子を向わせたが、その子殺され遺体調理された。次いで王は宴会ハルパゴス呼び、その材料明かさぬまま料理食べさせた。食後のハルパゴスに王は料理の味を問いハルパゴスは「美味でした」と答えた。そこで王は遺体残りハルパゴス見せ「お前が今食べた肉は何の肉か分かったか」と聞いた。この時ハルパゴスは特に驚いた様子見せず何の肉かは分かりました。私は王のなさることにはどんなことでも満足です」と答え遺体残り持ち帰った。やがて王はこのことを忘れたが、ハルパゴス胸中には王への確かな憎悪生まれたハルパゴスその後アステュアゲス忠実に仕えたが、その裏成人してメディア従属するアンシャンの王になっていたキュロスに近づいたり、メディア重臣たちにキュロス擁立するよう根回しをするといった工作行い準備が整うとキュロスアステュアゲス反乱を起こすよう勧めた。そして、キュロス紀元前552年メディア反乱起こした。この時、アステュアゲスハルパゴスキュロス討伐軍の総司令官任命したが、キュロス率いペルシア軍と交戦するや否やハルパゴスメディア裏切ってキュロスを勝たせ、最終的にキュロスメディア滅ぼした紀元前550年)。敗れて捕えられたアステュアゲス元にやって来たハルパゴスは、アステュアゲス散々罵り宴会でのことに触れ、王から奴隷なり下がるのはどんな気分かと尋ねたアステュアゲスはその問いかけには答えずハルパゴス行い非難した

※この「メディア王への復讐」の解説は、「メディアのハルパゴス」の解説の一部です。
「メディア王への復讐」を含む「メディアのハルパゴス」の記事については、「メディアのハルパゴス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「メディア王への復讐」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「メディア王への復讐」の関連用語

メディア王への復讐のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メディア王への復讐のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのメディアのハルパゴス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS