ミヤマニガイチゴとは? わかりやすく解説

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深山苦苺

読み方:ミヤマニガイチゴ(miyamanigaichigo)

バラ科落葉低木

学名 Rubus subcrataegifolius


ミヤマニガイチゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 13:54 UTC 版)

ミヤマニガイチゴ
福島県磐梯山 2010年7月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : バラ亜科 Rosoideae
: キイチゴ属 Rubus
: ミヤマニガイチゴ
R. subcrataegifolius
学名
Rubus subcrataegifolius (H.Lév. et Vaniot) H.Lév. (1909)[1]
シノニム
和名
ミヤマニガイチゴ(深山苦苺)

ミヤマニガイチゴ(深山苦苺[5]学名: Rubus subcrataegifolius)はバラ科キイチゴ属に分類される落葉低木

特徴

落葉広葉樹低木[5]は高さ1メートル (m) に達し、茎や枝は無毛であるが、全体に小さな刺がまばらにある。は長さ3 - 8センチメートル (cm) の葉柄をもって互生する。葉は単葉で3裂するが、しない場合もある。葉身は長卵形で長さ4 - 10 cm、中央の裂片は大きく長く、先端はとがり、基部は切形または心形で、縁は重鋸歯になる。葉の裏面は粉白色を帯び[5]葉脈と葉柄に刺がある[5]。秋には紅葉し、葉が真っ赤に染まる[5]

花期は5 - 6月。前年枝の葉脈から長さ7 - 10 cmの花枝を出し、3 - 4個の小さな葉をつけ、1 - 4個のをつける。花は径2 - 2.5 cmになる白色の5弁花で、長さ1 - 4 cmの小花柄がある。花後8 - 9月、果実は径1 - 1.5 cmの球形になって赤色に熟す。

分布と生育環境

日本特産で、北海道から本州近畿地方の山地や高山に分布する[5]ニガイチゴが生育する場所より高い場所、ブナ帯林の山地の林縁など日当たりのよい場所に生育する。

ギャラリー

脚注

参考文献

  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅰ』(1989)平凡社
  • 茂木透、石井英美他『樹に咲く花(離弁花1) 山渓ハンディ図鑑3』(2000)山と渓谷社


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