ミツバツツジ類(ミツバツツジ節)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 07:22 UTC 版)
「ミツバツツジ」の記事における「ミツバツツジ類(ミツバツツジ節)」の解説
ミツバツツジ類は、ミツバツツジ節とも呼び、3 - 5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。 ミツバツツジ類は、類縁種や雑種が多く、分類が困難な種である。2018年の研究では、21種、プラス4亜種、プラス19変種と、さらに白花や八重咲きを含む品種が記載されている。品種を除いても、国内に44変種もの野生種が存在することになる。このうち、亜高木となり、常緑で薄紅色の花が咲くサクラツツジ、花や葉が大きく朱色の花が咲くオンツツジ、アマギツツジは、系統的に類縁でも、おおむね紅紫色の花が咲いて接尾後にミツバツツジという種名がつく一般的なミツバツツジ類とは区別されことが多い。日本に自生するその他のミツバツツジ類には、トウゴクミツバツツジやサイゴクミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、ユキグニミツバツツジ、ツルギミツバツツジ、キヨスミミツバツツジ、ヒュウガミツバツツジ、オンツツジなどがある。 種数が少ない北海道、本州では、分布から種が比較的同定できるが、四国、九州では、下記出典などの専門の著書や論文を読みこなさないと、種の同定は困難である。
※この「ミツバツツジ類(ミツバツツジ節)」の解説は、「ミツバツツジ」の解説の一部です。
「ミツバツツジ類(ミツバツツジ節)」を含む「ミツバツツジ」の記事については、「ミツバツツジ」の概要を参照ください。
- ミツバツツジ類のページへのリンク