みえのえみ【ミエノエミ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9911号 |
登録年月日 | 2002年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | みえのえみ よみ:ミエノエミ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 三重県 | |
品種登録者の住所 | 三重県津市広明町13番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 橘尚明、山川智大、橋爪不二夫、村上高敏、立松伸夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「山形41号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(三重県一志郡嬉野町)における成熟期は早生の早、障害型耐冷性及び穂いもち圃場抵抗性が強の水稲、粳種である。草型は中間型、稈長はやや短、稈の細太、剛柔、止葉の直立の程度、穂長、穂数及び粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良である。出穂期及び成熟期は早生の早、障害型耐冷性は強、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもち圃場抵抗性は強、葉いもち圃場抵抗性は中である。「あきたこまち」と比較して、稈長が短いこと、障害型耐冷性が強いこと、穂発芽性が難であること等で、「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に三重県農業技術センター(一志郡嬉野町)において、「山形41号」に「東北143号(後の「ひとめぼれ」)」を交配し、4年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により育成された固定品種であり、8年から特性検定試験及び生産力検定試験を行い、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「三重4号」であった。 |
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