マロン_(ザリガニ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マロン_(ザリガニ)の意味・解説 

マロン (ザリガニ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 01:21 UTC 版)

マロン
ブラウンマロン
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
亜界 : 真正後生動物 Eumatazoa
階級なし : 左右相称動物 Bilateria
旧口動物 Protostomia
上門 : 脱皮動物上門 Ecdysozoa
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
: 軟甲綱 Malacostraca
亜綱 : 真軟甲亜綱 Eumalacostraca
上目 : ホンエビ上目 Eucarida
: 十脚目 Decapoda
亜目 : 抱卵亜目 Pleocyemata
下目 : ザリガニ下目 Astacidea
上科 : ミナミザリガニ上科 Parastacoidea
: ミナミザリガニ科 Parastacidae
: ミナミザリガニ属 Cherax
: ハイリーマロン(仮称) tenuimanus
スムースマロン(仮称) cainii
学名
Cherax tenuimanus
Smith1912
Cherax cainii
Austin, 2002
和名
マロン
ブルーマロン
ブラウンマロン
ブラックマロン
エレクトリックブルーロブスター など
英名
Marron

マロン(学名:Cherax tenuimanus, Cherax cainii)とは、節足動物門甲殻亜門軟甲綱エビ目ミナミザリガニ科に属するザリガニ

別名

マロンはその体色から、さまざまな名前で流通・呼称されている。青色個体は、紫がかった濃い鮮やかな青色をしている。褐色個体は、錆色もしくは焦茶色をしている。黒色個体は、褐色個体の体色がより濃いものである。マロンという呼称は、褐色個体がマロニエマロンセイヨウトチノキ)のような色なので名付けられたという説がある。

  • マロン(総称)
  • マロンザリガニ(総称)
  • ブルーマロン(青色個体)
  • ブラウンマロン(褐色個体)
  • ブラックマロン(黒色個体)
  • エレクトリックブルー(青色個体)
  • エレクトリックブルーロブスター(青色個体)
  • ネオンブルー(青色個体)

分布

原産国はオーストラリアだが、現在は食用ザリガニとしてイスラエルなど、オーストラリア国外でも養殖が盛んである。

特徴

完全成体になると淡水ザリガニの中で3番目に入る大きさとなる。38cmに2700gの個体が発見されている。成長が遅く、完全成体になるまで約3年かかる。完全成体になると、400-600gの大きさになる。

メスは、オスより第一胸脚が細長くなる場合が多い。オスにも細長い個体もいる。

マロンは頭胸甲上の突起が5本あることで、他種と識別できる。

学名

元々は1種とされていたが、オーストラリアのディーキン大学のオースチンにより、2つの種が含まれていたことが判明した。オースチンは19年間にわたり遺伝子調査を行い、その結果を2002年に発表した。この2種を外見で見分けるのはほぼ不可能で、遺伝子調査によって初めて区別がつく。その2種は、西オーストラリア州の限られた水域(特定第一水系)に少数のみ生息しているCherax tenuimanusと、現在は養殖や放流により生息域が拡大しているCherax cainiiである。

参考文献

  • ジャパンクレイフィッシュクラブ編 増補版 世界のザリガニ 飼育図鑑 50、51、87頁

関連項目


「マロン (ザリガニ)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マロン_(ザリガニ)」の関連用語

マロン_(ザリガニ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マロン_(ザリガニ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマロン (ザリガニ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS