マルク・ラヴリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/08/15 06:23 UTC 版)
| マルク・ラヴリー | |
|---|---|
| 生誕 | 1903年12月22日 |
| 出身地 |  ロシア帝国、リガ |
| 死没 | 1967年3月24日（63歳没） |
| 学歴 | ライプツィヒ音楽院 |
| ジャンル | クラシック音楽 |
| 職業 | 作曲家・指揮者 |
マルク・ラヴリー（מרק לברי, ラテン文字転写：Marc Lavry, 1903年12月22日 - 1967年3月24日）は、イスラエルの作曲家、指揮者。
概要
ラトビアのリガ出身のユダヤ系。リガで音楽を学び、ライプツィヒ音楽院に留学した。その後、アレクサンドル・グラズノフに師事。1926年にベルリンに移住して劇場で仕事を始めた。1929年から1932年までベルリン交響楽団の指揮者を務めた。しかし、ナチス政権の成立した1933年にラトビアに帰り、リガ・オペラで働いた。1934年にスウェーデンのストックホルムに居を移し、さらに1935年にパレスチナに移住した。
パレスチナに到着した1年後の1936年に交響詩「谷」を作曲した。これは彼のもっとも有名な作品の1つとなり、イスラエルを代表する音楽としてイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の最初の世界ツアーで演奏された。
作品にはオペラ、オラトリオ、交響詩などがあり、西アジアの民謡とユダヤ教の詠唱の影響を受けたものである。また振付師のゲルトルート・クラウスとともにイスラエルのバレエを打ち立てた。その他に合唱曲とアリアはイスラエル内外の合唱団と歌手のレパートリーとなっている。さらに作曲家としてのみならず指揮者としても活動し、1962年よりハイファ交響楽団の指揮者を務めた。
脚注
固有名詞の分類
| 近現代の作曲家 |
菅野光亮 ボリス・モクロウソフ マルク・ラヴリー カマルゴ・グアルニエリ イワン・ヴィシネグラツキー |
| イスラエルの指揮者 |
ピンカス・スタインバーグ ヨエル・レヴィ マルク・ラヴリー ピンカス・ズーカーマン モーシェ・アツモン |
| イスラエルの作曲家 |
ハヤ・チェルノヴィン ナオミ・シェメル マルク・ラヴリー パールトシュ・エデン イツハク・イエディッド |
| ラトビアの作曲家 |
ペトリス・ヴァスクス ルーツィヤ・ガルータ マルク・ラヴリー ヤニス・イヴァノフス ヤーニス・メディンシュ |
| ラトビアの指揮者 |
ギドン・クレーメル マリス・ヤンソンス アンドリス・ネルソンス マルク・ラヴリー アルヴィド・ヤンソンス |
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