ママ・シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 20:59 UTC 版)
「ジェイムズ・ヤッフェ」の記事における「ママ・シリーズ」の解説
探偵役はママ(英語: Mom)であり、本名は作中では明かされない。ママは52歳。ユダヤ系アメリカ人としてニューヨーク市ロウアー・イースト・サイドの貧民街で育ち、18歳の時にユダヤ系アメリカ人の男性と結婚し(後に死別)、ブロンクス区に引っ越す。一人息子のデイヴィッド(デイヴ)は大学卒業後、ニューヨーク市警察殺人課に刑事として勤務している。デイヴは毎週金曜の夜に妻のシャーリーとブロンクスに住む母の家を訪れ、夕食を共にしている。デイヴは自分が担当する難事件について話すのだが、ママが鮮やかな推理を披露し、事件を解決する。ブロンクス在住であることから「ブロンクスのママ」とファンの間から呼ばれている。 『ママ、手紙を書く』からのシリーズでは、シャーリーと死別し、刑事を辞めたデイヴはロッキー山脈の麓にあるメサグランデ市(架空の都市)で公選弁護人事務所の主任捜査官を勤めている。このため、「メサグランデのママ」シリーズと呼ばれることもある。 ジェイムズ・ヤッフェ『ママは何でも知っている』ハヤカワ・ミステリ文庫、2015年。ISBN 978-4151811517。「ママは何でも知っている(Mom Knows Best)」 「ママは賭ける(Mom Makes a Bet)」 「ママの春(Mom in the Spring)」 「ママが泣いた(Mom Sheds a Tear)」 「ママは祈る(Mom Makes a Wish)」 「ママ、アリアを唱う(Mom Sings an Aria)」 「ママと呪いのミンク・コート(Mom and the Haunted Mink)」 「ママは憶えている(Mom Remembers)」 解説 法月綸太郎 ジェームズ・ヤッフェ『ママ、手紙を書く』東京創元社、1997年(原著1988年)。ISBN 978-4-488-10315-6。 A Nice Murder for Mom ジェームズ・ヤッフェ『ママのクリスマス』東京創元社、1997年(原著1990年)。ISBN 978-4-488-10316-3。 Mom Meets Her Maker ジェームズ・ヤッフェ『ママは眠りを殺す』東京創元社、1997年(原著1991年)。ISBN 978-4-488-10317-0。 Mom Doth Murder Sleep ジェームズ・ヤッフェ『ママ、嘘を見抜く』東京創元社、2010年(原著1992年)。ISBN 978-4-488-10318-7。 Mom Among The Liars
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