マジキュー・プレミアムとは? わかりやすく解説

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マジキュー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 02:33 UTC 版)

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マジキュー
MAGI-CU
ジャンル パソコン雑誌ゲーム雑誌、ビジュアルエンターテインメント(ギャルゲーアダルトゲーム)
刊行頻度 隔月刊、月刊
発売国 日本
言語 日本語
出版社 エンターブレイン
刊行期間 2004年 - 2007年6月25日 (Vol.40)
レーベル マジキューコミックスファミ通文庫
姉妹誌 マジキュー・プレミアム(前身)
ウェブサイト http://www.enterbrain.co.jp/magical-cute/
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マジキュー』 (MAGI-CU) は、エンターブレイン (eb) が月刊ペースで発行していたムック誌。同社によるメディアミックス戦略の一角を担っていたが、同社の漫画雑誌コミックビーム』との関連性は非常に薄い。毎月25日発売。

2007年6月25日発売のVol.40を以て休刊。以降も編集部は存続し、ムックやマジキュー・コミックスの編集を行っている。

概要

表題の「マジキュー」は「MAGICAL CUTE」(マジカルキュート)の略で、ebが発売するギャルゲーアダルトゲーム関連出版物のレーベルである。当初、これらの出版物はアスキーの子会社(当時)・アスペクトが担っており、この当時は「ASPECT CUTE」の名称が用いられていたが、2000年にアスキーグループのメディア関連事業を新設されたebに集約したのに伴い現在の「MAGICAL CUTE」へ名称変更された。

記事は大半が読者参加企画や連載漫画・コラムであるが、少量ながらコンピュータゲーム(「キミキス」などの自社タイトルやオンラインゲーム)の記事、テーブルトークRPGアルシャードガイア」「ナイトウィザード」のリプレイなども掲載されていた。

雑誌のジャンルは「ビジュアルエンターテインメントマガジン」と銘打たれているが、美術誌・文芸雑誌ゲーム雑誌アニメ雑誌漫画雑誌の要素を併せ持つ極めて独自色の強い構成が特徴であった[1]。その一方、掲載作品によって単行本化までにかなりの期間の差があり、たとえ人気連載であっても単行本化や画集など、一纏めになって発売されるまでかなりの期間を要するなどばらつきが激しかった[2]。「ハートマーク!」のように何の予告もなく休載・打ち切りとなる連載も珍しくなく、読者に対する配慮を欠いているのではないかと指摘されることが少なからずあった。

沿革

前身の「マジキュー・プレミアム」時代と併せて説明する。

マジキュー・プレミアム(2001 - 2003)

2001年4月27日に「マジキュー・プレミアムSPRING 2001」発売。掲載作品は主に角川書店メディアワークス系の雑誌やアダルトゲームの原画で活躍するイラストレーターの手になるものが多かった[3]。後にゲーム・アニメ化される「らぶドル 〜Lovely Idol〜」(西又葵)や2006年3月刊のVol.25まで長期連載された「World's end」(原作:玉井☆豪・画:天広直人)はこの号から始まっている。その後「WINTER 2002」(2002年1月31日発売)より「瓶詰妖精」(篤見唯子)が始まり、この3作品が主力作品になった。

「SEPTEMBER 2002」(2002年9月30日発売)より隔月化、2003年には「瓶詰妖精」がアニメ化された。

マジキュー(2004 - 2007)

2004年に入り、マジキュー・プレミアムを母体に美少女系ゲーム雑誌『DearMy...』の読者参加企画であった「タウンメモリー」(原作:小日向ななみ・画:小林)と「ルーンプリンセス」(原作:新井輝・画:みさくらなんこつ)を統合して新生・マジキューが発刊される。なお、「ルーンプリンセス」や「ぺとぺとさん」(木村航)「吉永さん家のガーゴイル」(田口仙年堂)はファミ通文庫ライトノベルが元になった作品である。

2006年秋より「らぶドル」がアニメ化されたが、2007年に入ると大半の連載が終了。6月発売のVol.40を以て休刊した。

主なマジキュー掲載作品

読者参加企画・イラストストーリー
マジキュー・プレミアムSPRING 2001 - マジキューVol.25 / ネットラジオ・ドラマCD・ノベル
マジキュー・プレミアムWINTER 2002 - マジキューVol.15 / TVアニメ・ゲーム
マジキュー・プレミアムSPRING 2001 - マジキューVol.13、Vol.26 - Vol.37 / ネットラジオ・ドラマCD・ゲーム・アニメ・ノベル
第2部は『らぶドル -New Lyrics-』。第2部以降はNavelとの合同企画となった。
『DearMy...』2002年7月号 - マジキューVol.22 / コミック・ノベル
『DearMy...』2002年11月号 - マジキューVol.21 / ドラマCD・ゲーム・ノベル
Vol.22 - Vol.36
Vol.24 - Vol.36 単行本は2008年フレックスコミックスより刊行
Vol.25 - Vol.32 Vol.33の休載告知以降未掲載
Vol.26 - Vol.39
Vol.27 - Vol.40
Vol.33 - Vol.38
Vol.34 - Vol.40
コミック
ノベル
リプレイ

マスコットキャラクター

共に篤見唯子がデザインしている。

たまちゃん
- 桃井はるこ
マジキューお助け隊長。「瓶詰妖精」のテレビアニメ版にも登場。また、篤見の漫画「スロウスタート」に登場する百地たまては同一人物であることが示唆されている。
マジちゃん
たまちゃんの相方。性格はたまちゃんとは対照的に内気。

関連項目

脚注

  1. ^ 電撃G's magazineメディアワークス刊)も2005年11月号のリニューアルで、それまでのギャルゲー雑誌からマジキューに似たような構成となった。
  2. ^ 「瓶詰妖精」の場合、作品の連載終了から単行本発売までに約1年半掛かっている反面「ツングリ! -本当はツンデレなグリム童話-」は連載中盤の時点で早くも単行本化している
  3. ^ ebのグループ筆頭であるアスキーは、2008年4月にメディアワークスに吸収合併される。

マジキュー・プレミアム(2001 - 2003)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 02:33 UTC 版)

マジキュー」の記事における「マジキュー・プレミアム(2001 - 2003)」の解説

2001年4月27日に「マジキュー・プレミアムSPRING 2001発売掲載作品は主に角川書店メディアワークス系の雑誌アダルトゲーム原画活躍するイラストレーターの手になるものが多かった。後にゲーム・アニメ化されるらぶドル 〜Lovely Idol〜」(西又葵)や2006年3月刊のVol.25まで長期連載された「World's end」(原作玉井☆豪・画:天広直人)はこの号から始まっている。その後WINTER 2002」(2002年1月31日発売)より「瓶詰妖精」(篤見唯子)が始まり、この3作品主力作品になった。 「SEPTEMBER 2002」(2002年9月30日発売)より隔月化、2003年には「瓶詰妖精」がアニメ化された。

※この「マジキュー・プレミアム(2001 - 2003)」の解説は、「マジキュー」の解説の一部です。
「マジキュー・プレミアム(2001 - 2003)」を含む「マジキュー」の記事については、「マジキュー」の概要を参照ください。

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