ポーランドに残る多数の作品群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 16:01 UTC 版)
「ゲオルグ・デ・ラランデ」の記事における「ポーランドに残る多数の作品群」の解説
デ・ラランデの出身地であるイェレニャ・グラには、デ・ラランデ事務所が設計した建物が、約40棟現存していることが、日本人研究者、広瀬毅彦によって発見されている。自宅だけで3棟乃至4棟あり、銀行建築、ホテル、アパート、ビラ等、多岐にわたっており、竣工当時の絵葉書や設計図とともに近年発掘された。なかには、日本に於ける彼の異人館建築のプロトタイプとみられる邸宅建築や、高田商会に似た外観の銀行建築なども含まれている。 とりわけ印象的なのは、来日前の1898年築作品、デ・ラランデ邸(「すずらんの家」、現存)で、外壁面にすずらんの花柄模様をあしらった、その後のユーゲントシュティール作家としての萌芽を予感させる作品となっている。なお、デ・ラランデ本人は、存命中、日本語表記の際には、「デ・ラランデ」ではなく、「・」(中黒)なしの、「デラランデ」という表記を、電話帳や設計図のスタンプに使用していた。また、江戸東京たてもの園にデ・ラランデ邸として復元されたものは、東京信濃町に居住していたときの家でラランデの設計ではないが、たてもの園では増築部分はラランデ作と見ている。
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