ポーランドにおける伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 11:00 UTC 版)
「レフとチェフとルス」の記事における「ポーランドにおける伝説」の解説
ポーランドの伝説によれば、三兄弟は一緒に狩りに出かけたものの別々の獲物を追いかけ、散り散りになった。ルスは東へ行き、チェフは西へ行ってボヘミアのジープ山(英語版)に住み着いた。一方、レフは自分の矢を追って北へ向かったところ、獰猛な白鷲が巣を守ろうとしているところに遭遇した。夕日を浴びて赤く染まる白鷲の姿を見たレフは、神意を感じてここに住むことにした。彼は自分の築いた集落をグニェズノ (ポーランド語のgniazdo - 「巣」に由来)と名付け、白鷲を自分の紋章とした。現在に至るまで、白鷲と夕日を表す赤地の背景がポーランドの国章として使われている。またポーランドの国旗も、上半分の白が白鷲、下半分の赤が没する夕日を表している。 13世紀のヴィエルコポルスカ年代記によれば、パンノニアの公のパンという者がスラヴ人の共通の祖とされている。パンの3人の息子が上からチェフ、ルス、レフとなっており、それぞれ西、東、北へ住み着いたと書かれている。
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