ボイルドエッグズ新人賞
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「ボイルドエッグズ」の記事における「ボイルドエッグズ新人賞」の解説
ボイルドエッグズ新人賞は、ボイルドエッグズが主催し、産業編集センターが後援する公募の新人文学賞。400字詰め原稿用紙換算で150枚以上500枚以下の小説を募集している。ジャンルは問わない。受賞作は、産業編集センター出版部より単行本として出版される。募集・発表は不定期に、約6か月から9か月に一度のペースで行われている。 選考委員が全ての応募作に目を通すのが特徴である。第1回から第7回までは作家の滝本竜彦、千木良悠子、三浦しをん、およびボイルドエッグズ代表の村上達朗が選考していたが、第8回(2008年)以降は村上達朗が1人で選考にあたっている。 また、1作品につき7000円を振り込んでエントリーするのも他の文学賞と異なる点である。受賞作の発表は公式サイト上で行われ、選評も公式サイトに掲載される。受賞者には、賞状と副賞(記念品)が贈られ、規定の単行本の印税が支払われる。 第4回受賞の万城目学『鴨川ホルモー』以降はしばらく受賞作が出なかった。「(『鴨川ホルモー』の出現によって)受賞のハードルが上がってしまった」と村上達朗は述べているが、エントリー数は増加している。その影響からか第12回では史上初の2作同時受賞となった。 ライトノベル的要素を持つ作品が受賞作に選出される傾向がある。
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