ホモ・ゲオルギクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 22:48 UTC 版)
1991年から2005年にかけて、ドマニシでは初期人類の化石が出土した。これらの人骨は「ホモ=エレクトゥス=ゲオルギクス」もしくは「ドマニシ原人」と呼ばれている。おおよそ180万年前に生息していたとみられ、現在ではホモ・エレクトスの亜種であるとする意見がある。コーカサス地方における初期人類の化石の中でも代表的なものである。今まで4個体の骨格が発見されており、四肢骨や脊椎は比較的発達しているものの上体に関しては原始的な形態をとどめているとされている。ドマニシ原人の発見以前は、アフリカで誕生した人類が他の大陸へと進出した時期について、ちょうど約100万年前であるという説が学界の多数を占めていた。しかしドマニシにて人骨が発見され研究が進み、約190万年前にホモ・エレクトスが誕生してから間もなく出アフリカが行われた可能性が濃厚となってきている。
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