ペーター・オスヴァルト・デリウス・フォン・アーカート
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「八男って、それはないでしょう!」の記事における「ペーター・オスヴァルト・デリウス・フォン・アーカート」の解説
アーカート神聖帝国皇家出身である皇帝の三男。世間の評価は所謂「放蕩息子」だったが、実は兄弟から「皇帝の座を狙うライバル」と思われないために愚者を装っていた。そのおかげでニュルンベルク公爵からも軽視され、監禁もされずに自由に振る舞えていた。情勢次第では、打って出るために自身の取り巻きと支援してくれる商会と連携を取り情勢を睨んでいたところ、態勢立て直しのためにニュルンベルク公爵が自領へ撤退を開始。テレーゼとヴェンデリン率いる北部貴族連合軍が帝都に進行。テレーゼの皇帝への対応とヴェンデリンへの”甘え”を見て、両者の決裂を予想し、ヴェンデリンに接近し、協力を取り付ける。ニュルンベルク公爵討伐軍を率いていく父親や長兄・次兄がニュルンベルク公爵に敗れ死亡するが、ヴェンデリンらとともに皇宮に乗り込みつつ、宮廷貴族を取り込み、帝国議会を説得し臨時に摂政に就任。自身に反発する親族らを追放や殺処分するなどして己の権力基盤を強化し、再度、ニュルンベルク公爵軍追討の激を帝国中に発する。ヴェンデリン等の協力もあり、ニュルンベルク公爵の軍勢を破り、摂政から帝国宰相に正式に就任。その後、皇帝選挙を踏まえ新たな皇帝に即位した。ヘルムート王国と即時講和を結び、帝国復興を推進。内乱によってかなりの選帝侯を含め貴族家が滅亡したことを受け、結果的に帝国政府が強化されニュルンベルク公爵が推奨した「中央集権強化及び帝国の富国強兵推進」が実施される事となりペーター自身も「皮肉だ」と評している。自ら見出した、エルヴィンに「俺ではアイツに勝てない」と言わしめた超一流の剣士マルクと、ブランタークが「カタリーナの嬢ちゃんに匹敵する魔法使い」と評したエメラを側近として抱えている。後に筆頭魔導士となったエメラを非公式の愛人とし、子供を儲けている。
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