プロトタイプ・開発資料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 18:09 UTC 版)
「2020-21年任天堂のデータ漏洩」の記事における「プロトタイプ・開発資料」の解説
2020年7月の漏洩は、ソースコードや他にゲームのプロトタイプ、削除されたコンテンツが多数含まれていた。ヨッシーを主人公としない「ヨッシーアイランド」のプロトタイプが発見され、そのゲームのタイトル(題名)スーパードンキーはヨッシーに転用される前にドンキーコングの新作として検討されていた可能性が示唆された。また、「パイロットウイングス」がドラゴンフライと呼ばれていた頃のさまざまなゲームの初期スプライトも発見された。 特に注目されたのは、『スーパーマリオ64』のルイージの公式3Dモデルが発見されたことで、発売当時の開発者インタビューで「2人目の協力キャラクターとしてルイージを入れる予定だったが、この機能を削除せざるを得なかった」という主張を裏付けるとなった。 また、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の64DD未発売拡張パック用のレベルマップも大きな発見だった。 さまざまなゼルダの開発資料は、元々発売前のスクリーンショットでしか見られなかったダンジョンを再現するためにファンたちによって組み立てられた。 この漏洩にはゲームボーイに携帯情報端末機能を追加するための取り消しされた付属品、ワークボーイを起動するために必要なソフトウェアが含まれていた。ワークボーイのプロトタイプは2台しか存在しないことが知られており、流出されたソフトウェアは、ワークボーイ1台の動作確認に使用された。 2021年にはスーパーマリオアドバンスのソースコードからスーパーマリオワールドのサウンドトラックに使われた標本化を探し出し、スーパーファミコンの制限に合わせて圧縮される前の音楽を再現した。
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