プライベート A/F
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/02 14:25 UTC 版)
「MGM-5 (ミサイル)」の記事における「プライベート A/F」の解説
詳細は「プライベート (ミサイル)」を参照 1944年5月にカリフォルニア工科大学で開始されたORDCIT計画("Ordnance" and CIT)は、アメリカ陸軍武器科がまとめた初の誘導ミサイル計画であり、その後間もなくジェット推進研究所 (JPL) が組織された。同年5月22日に長射程ミサイルを目的とする研究開発の仮契約があり、正式契約はその1ヶ月後の6月22日にあった。開発は銭学森が指揮した。 1944年11月にはコーポラルの研究、弾道を含む理論上の計算及びその図面は形になり始め、同年12月には、最初の試験ロケットであるプライベートAがカリフォルニア州リーチ・スプリングスのリーチ・レイクで発射された。プライベートAは、アメリカ初の多段式ロケットであったが、未熟なものであった。 1945年の2月から4月にかけてプライベートA及びFロケットは超音速風洞実験を受け、同年4月にプライベートFが打ち上げられた。プライベートFは、翼を持つ弾道ミサイルが飛翔中に安定性を維持するために誘導装置が必要であることを証明した。
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