ブロードバンド(ぶろーどばんど)
現在、個人利用者の間では、アナログモデムやISDNによるナローバンド(狭い帯域)でインターネットに接続するのが一般的である。これに対し、より高速に大容量の情報を通信できるインターネット利用環境のことをブロードバンドと言う。
ブロードバンドの種類には、ケーブルテレビ (CATV) インターネットやADSL、無線通信、光ファイバーなどがあり、今後も新しい技術が実用化されるだろう。
アナログモデムやISDNの通信速度は、高々 128kbps(毎秒キロビット)という帯域に制限されているが、CATVやADSLでは、この数倍から 100倍近くの通信速度が出せるという長所がある。
これらのサービスは、実際のところ、アクセスする利用者が多くなると実効速度が低下するといった減少が発生する。これは、事業者がベストエフォートとしてサービスを実施しているためである。ブロードバンドには、通信速度を上げるだけでなく、大容量のデータ通信を可能にするため、回線を太くすることも求められている。
今後の展開として、定額制の常時接続で価格競争が進むと予想されるが、サービスの集中しやすい都市部と地方との間で、情報格差(デジタル・ディバイド)が拡大するという心配もある。
(2001.01.04更新)
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