ブロメ通りバル・ネーグル -「謎の女」イヴォンヌとは? わかりやすく解説

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ブロメ通りバル・ネーグル -「謎の女」イヴォンヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 01:20 UTC 版)

ロベール・デスノス」の記事における「ブロメ通りバル・ネーグル -「謎の女」イヴォンヌ」の解説

デスノスはモンパルナスパリ15区)ブロメ通りフランス語版)に住んでいた。モンパルナス当時1900年代から1910年代にかけて前衛芸術文学中心であったモンマルトルから活動拠点移した前衛芸術家文学者(あるいはボヘミアン)が多く住む地区であったが、とりわけ、ブロメ通りにはパブロ・ガルガーリョフランス語版)とジョアン・ミロ共同アトリエアンドレ・マッソンアパート多く芸術家文学者訪れていた。デスノスは、アンティル出身黒人多く集まるダンスホールキャバレー)兼ジャズ・クラブで、狂乱の時代呼ばれる1920年代全盛極めたブロメ通り33番地の「バル・ネーグル(フランス語版)」(現「バル・ブロメ」)からほんの数メートルところに住んでいたため、「バル・ネーグル」の常連であり、ここで、ベルギー生まれ歌手のイヴォンヌ・ジョルジュ(フランス語版)と出会った。「坂口安吾絶賛しコクトーサティ刺激し」、早川雪洲とも共演したことがあるという女性だが、1930年34歳夭折した。現在残っているアルバム1枚だけだが、デスノスは彼女の声に魅せられて音楽評論書き、詩に歌っている。とりわけ、「あまりにきみを夢見たので」(堀口大學訳『デスノス詩集所収)、「謎の女へ」に歌われる女性であり、マン・レイ映画ヒトデ海の星)』(1928年)の脚本は、デスノスがこの「謎の女」について書いた詩を翻案したのである15分ほどのこの無声映画は、マン・レイ愛人モンパルナスのキキ」(アリス・プラン)が「謎の女」を演じ、デスノスも最後の場面に姿を見せる。

※この「ブロメ通りバル・ネーグル -「謎の女」イヴォンヌ」の解説は、「ロベール・デスノス」の解説の一部です。
「ブロメ通りバル・ネーグル -「謎の女」イヴォンヌ」を含む「ロベール・デスノス」の記事については、「ロベール・デスノス」の概要を参照ください。

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