ブロック‐ストレージ【block storage】
ブロックストレージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/12 14:52 UTC 版)
Cephのオブジェクトストレージシステムは、Cephをシン・プロビジョニングされたブロックデバイスとしてマウントすることを可能にする。アプリケーションがブロックデバイスを使用してCephにデータを書き込むと、Cephは自動的にデータをストライプ化し、クラスタ全体に複製する。また、CephのRADOS Block Device (RBD) は、Kernel-based Virtual Machines (KVM) と統合されている。 CephのRBDインタフェースは、libradosインタフェースとCephFSファイルシステムを提供するのと同じCephオブジェクトストレージシステムを利用しており、ブロックデバイスのイメージをオブジェクトとして保存する。RBDはlibrados上に構築されているため、RBDは、libradosが持つ読み取り専用スナップショットの作成や、スナップショットの復元などの機能を継承している。クラスタ全体でイメージをストライピングすることで、大きなブロックデバイスイメージの読み取りアクセス性能を向上させている。 ブロックデバイスは仮想化できるため、Apache CloudStack(英語版)、OpenStack、OpenNebula(英語版)、Ganeti(英語版)、Proxmox Virtual Environmentなどの仮想化プラットフォームにおいて、仮想マシンにブロックストレージを提供できる。
※この「ブロックストレージ」の解説は、「Ceph」の解説の一部です。
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