ブログが作る集合体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/24 19:04 UTC 版)
「ブロゴスフィア」の記事における「ブログが作る集合体」の解説
ブログは個々人がインターネット上で意見や雑感を手軽に発信する手段を与えた。ブログはRSSによって更新状況を読者へ発信し、自分のページから他のページへリンクを張るだけでなくトラックバックによって他のページから自分のページへのリンクも張ることができる。ひとつのブログを読む読者は、リンクやトラックバックをたどって様々なブログの様々な意見やブログ同士の論戦を読むことができ、複数のブログが作る共同体や言論空間の存在を感じることになる。 あるブログやサイトの設置者が関心を持つサイトの更新状況を表示するアンテナや、複数の人々が興味深いニュースやブログエントリに対するブックマークを共有するソーシャルブックマークなどもブログ同士のつながりへ読者を誘導する。 ブログに関する情報を収集している検索サイトやランキングサイト、たとえばブログ検索のTechnorati、ブログ圏内で現時点で最も語られている話題を収集するBlogdex(2006年5月で閉鎖)や現時点で話題のブログをランク付けし最新ニュースや最新ミームを収集できるTailrank.com、ブログやニュースサイトのRSSフィードを管理し更新状況を確認してくれるBloglines、などもブロガー同士のつながり形成や話題形成に大きな役割を果たしている。 これらのサイトやブログ同士に張られたリンクは、情報に関する研究や調査を行う者に、ミームやニュースがいかに早くブロゴスフィアを広がるかを教えている。無数のブログがブロゴスフィアの中でいち早く認知を得て頭一つ抜け出そうとして、より人気の集中するブログの話題に対しトラックバックを張るため、話題は一気にブログからブログへと伝わってゆく。
※この「ブログが作る集合体」の解説は、「ブロゴスフィア」の解説の一部です。
「ブログが作る集合体」を含む「ブロゴスフィア」の記事については、「ブロゴスフィア」の概要を参照ください。
- ブログが作る集合体のページへのリンク