ブルーマウンテン(オーストラリア)
ブルーマウンテン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/25 21:31 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ブルーマウンテン(Blue Mountain)とは、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の標高800~1,200mの限られた地域で栽培されるコーヒー豆のブランド。
概要
ブルーマウンテンの特徴として、香りが非常に高く、繊細な味であることが挙げられる。香りが高いため、他の香りが弱い豆とブレンドすることが多い。
限られた地域でしか栽培されないため、収穫量が極めて少なく、高価な豆としても知られている。豆の品種は、他のジャマイカ産の豆と同じ物であるが、過酷な環境により栽培され、厳密な検査により選別された結果、繊細な味を実現している。ジャマイカから輸出する際、他のコーヒー豆なら麻袋等に入れるところ、ブルーマウンテンに限り木の樽で出荷される。
ブランド戦略と偽ブランド
本来、「ブルーマウンテン山脈」の標高800~1,200mの特定エリア以外の地域が産地のコーヒーには、「ブルーマウンテン」という名前をつけることができない。
しかし、日本に輸入されている豆の多くは、標高800m以下の麓で栽培されたにもかかわらず「ブルーマウンテン」の名を付けられたものであることが多い。そのため、本来のブルーマウンテンを入手することは極めて難しい。国内での「ブルーマウンテン」販売量は、正規輸入量の3倍という事態になっている。
生豆でも1kg当たり4,000~5,000円(2013年の相場)もするため、かなり高価なコーヒーとなる。喫茶店などで一般向けに出すにも数が出ないため、置くことが極めて困難な豆とも言われている。
パプアニューギニア産のコーヒー
1930年代、ジャマイカからパプアニューギニアの東部山岳州、西部山岳州一帯にブルーマウンテンの苗木が移入され、一大産地となった。当地では、標高が1,000m以上と高く、気候も本家のジャマイカと似ていたことから、高い品質の豆の生産が可能になった[1]。過去[いつ?]、日本では、これらパプアニューギニアの豆をブルーマウンテンとして扱っていたほか、現在でもブルーマウンテンを連想する名が冠せられて流通していることがある。
その他
ジャマイカのブルーマウンテンコーヒーの80%以上が日本に輸出されている。1936年(昭和11年)に初輸入された際に、「英国王室御用達コーヒー」というキャッチフレーズが付けられた。当時ジャマイカは英国領であり、英国王室でも飲まれているだろうという憶測が元になったと言われており、根拠はない。結果的にこの宣伝活動が大当たりし、よく売れたとともに日本におけるブルーマウンテン神話が始まり、今日まで続いている。[要出典]
関連項目
出典
外部リンク
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ブルーマウンテン (曖昧さ回避)
(ブルー・マウンテン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 07:07 UTC 版)
ブルーマウンテン(Blue Mountain)
山
- ブルー・マウンテン峰 - ジャマイカの山。
- ブルーマウンテン (ブリティッシュコロンビア州)
- ブルーマウンテン (オンタリオ州)
- ブルーマウンテン (ノバスコシア州キングス郡)
- ブルーマウンテン (ノバスコシア州ピクトゥー郡)
- ブルーマウンテン (アーカンソー州の山)
- ブルーマウンテン (カリフォルニア州の山)
- ブルーマウンテン (モンタナ州)
- ブルーマウンテン (ニューヨーク州)
- ブルーマウンテン (ペンシルベニア州)
- 西ブルーマウンテン
スキー場
- ブルーマウンテン (カナダのスキー場)
- ブルーマウンテン (ペンシルベニア州のスキー場)
街
- ブルーマウンテン (アーカンソー州)
- ブルーマウンテン (カリフォルニア州)
- ブルーマウンテン (ミシシッピ州)
- ブルーマウンテンレイク
湖
- ブルーマウンテン湖 (アーカンソー州)
- ブルーマウンテン湖 (ニューヨーク州)
その他
- 青山ブルーマウンテン - 日本の4コマ漫画『ご注文はうさぎですか?』の登場人物。
- ブルーマウンテン (お笑いコンビ) - 日本のお笑いコンビ。
- Team Blue Mountain - 日本の女子フットサルチーム。
- ブルーマウンテン (バンド)
- ブルーマウンテン (アルバム)
- ブルーマウンテン (ブランドン・ヒースのアルバム)
- ブルーマウンテンクリーク
- ブルーマウンテンポッテリー
- ブルマン大学 〜俺たち、もっこりフットボーラー〜 - アメリカ合衆国のテレビドラマ。原題Blue Mountain State。
- ASCIブルーマウンテン
- ブルーマウンテン (映画)
- ブルーマウンテン - ダイエーのプライベートブランドの一つ
関連項目
ブルー・マウンテン (C. arabica 'Blue mountain')
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 07:56 UTC 版)
「コーヒーノキ」の記事における「ブルー・マウンテン (C. arabica 'Blue mountain')」の解説
ジャマイカに移入され栽培された品種。現在はジャマイカのほか、ケニアなどにも移入されている。ここでいう「ブルー・マウンテン」はあくまで植物の品種名としてのものである。コーヒー豆の銘柄とは意味合いが異なり、ブルーマウンテン(品種)の豆であってもケニアで生産されたものをブルーマウンテン(銘柄)とすることはない。
※この「ブルー・マウンテン (C. arabica 'Blue mountain')」の解説は、「コーヒーノキ」の解説の一部です。
「ブルー・マウンテン (C. arabica 'Blue mountain')」を含む「コーヒーノキ」の記事については、「コーヒーノキ」の概要を参照ください。
「ブルーマウンテン」の例文・使い方・用例・文例
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