ブナでの戦闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 06:13 UTC 版)
詳細は「ブナとゴナの戦い(英語版)」を参照 横五特陸は大田実指揮下でミッドウェイ上陸部隊に充てられたがミッドウェイ海戦の敗北により、グアム島へ帰還。その後ガダルカナル、キスカなどに分属された状態となり、安田はニューギニア東部のブナの守備にあたる。横五特292名、佐世保鎮守府第五特別陸戦隊110名、第十四設宮隊399名の指揮を執ったがそのうち軍人は482名、8センチ高角砲2門、2連装25ミリ機銃1基、速射砲3門、13ミリ機銃3挺等の装備という弱体なものであり、補給もままならない状態であった。1942年(昭和17年)11月16日、アイケルバーガー中将を指揮官とする米豪連合軍の上陸が始まると安田は既設の本部施設を捨て、敵上陸地点近くに本部を設ける。この安田の処置は部隊の士気を高めた。 陸軍歩兵第144連隊長・山本重省大佐、山本常一工兵少佐らと協力し、約50日にわたって連合軍に抗戦。その最後は突撃によるとも、敵兵を目の前にした自決ともされる。部隊は命令により脱出した副官を除きほぼ全滅となった。ブナでの戦闘は米国公刊戦史に世界第一の猛闘と記述されている。
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