ブドヴァイス-リンツ線
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「ブドヴァイス-リンツ-グムンデン馬車鉄道」の記事における「ブドヴァイス-リンツ線」の解説
ブドヴァイス-リンツ線は皇后エリーザベト鉄道による買収後も馬車による運行が続けられた。このころブドヴァイス-リンツ線により南側の皇太子ルドルフ鉄道と北側の皇帝フランツ・ヨーゼフ鉄道を連絡し、トリエステからプラハまでの路線とすることが計画されたが、急曲線や急勾配があるため馬車鉄道の路線のままでは蒸気機関車を導入することができなかった。そこで、標準軌の新線を建設することになった。その際、カーシュバウム峠の南側については、皇太子ルドルフ鉄道との連絡のためにザンクト・ファレンティンに向かう路線と途中のガイスバッハ・ヴァルトベルクで分かれて馬車鉄道と同様にリンツへ向かう路線の両方を建設することになり、ドナウ川に2本の鉄橋が架けられた。1871年にブドヴァイスとザンクト・ファレンティンを結ぶ標準軌の新線が開業し、1872年を最後に馬車の運行は取りやめられた。ガイスバッハ・ヴァルトベルクとリンツを結ぶ新線は1873年に開通した。なお、その後ザンクト・ファレンティンに向かう路線のガイスバッハ・ヴァルトベルク-マウトハウゼン間が廃止されたため、現在はリンツに向かう路線が使われている。
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