ブエルタ歴代最多優勝を達成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/29 09:16 UTC 版)
「ロベルト・エラス」の記事における「ブエルタ歴代最多優勝を達成」の解説
2005年、ブエルタ連覇記録としてはトニー・ロミンゲルと並ぶ3連覇、そして最多優勝記録としてはロミンゲルを上回る4回目の制覇を期すエラスは、序盤からデニス・メンショフと総合首位争いを繰り広げ、第6ステージでは総合首位に立った。第9ステージではメンショフにマイヨ・オロを奪われるものの、第15ステージで再び奪取。その後はメンショフを引き離し、最後は4分36秒の差をメンショフにつけ、ついに史上最多のブエルタ4回目の制覇を果たしたかに思われた。 ところが、エラスの体内からエリスロポエチン(EPO)が検出され、その結果エラスは失格。メンショフの繰り上がり優勝となった。その後、禁止薬物を使用し、発覚した選手は、UCIプロツアーチームには2年間在籍できないというルールによりエラスは事実上の引退状態に追い込まれたが、2007年末、正式に引退を表明した。 2012年12月21日、スペイン最高裁判所は、ドーピング検査の手続きに不適切があった、というエラスの訴えを認め、2005年のブエルタ優勝の剥奪処分を取り消し、再びエラスを優勝とする判決を下した。
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