フォックス・テリアから作出された犬種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/04 01:51 UTC 版)
「フォックス・テリア」の記事における「フォックス・テリアから作出された犬種」の解説
ジャック・ラッセル・テリア(ラッセル・テリア)(英:Jack Russell Terrier) イングランド原産。現在の日本ではフォックス・テリアの近縁種の中で最も知名度が高く、人気のある犬種である。もとはキツネ狩りに使われていて、外見よりも能力を重視して作出されたため現在でもコートにバリエーションがあり、スムース、ラフ、ワイアの3種類のタイプがある。パーソン・ラッセル・テリア (英:Parson Russell Terrier) イングランド原産。ジャック・ラッセル・テリアから派生した犬種で、厳格なスタンダードによって容姿を定めた犬種として作られた。キツネ狩りに使われる他、ペットとしても飼育されていて、日本にも年に数頭登録されている。 ラット・テリア(英:American Rat Terrier) アメリカ合衆国原産。スムース・フォックス・テリアとマンチェスター・テリアなどを掛けあわせて作られた。もとはネズミ狩りの犬種だが、ペットとしても人気がある。テディ・ルーズベルト・テリア(英:Teddy Roosevelt Terrier) アメリカ合衆国原産。名前はラット・テリアの熱烈な愛好家であったセオドア・ルーズベルト元アメリカ合衆国大統領にちなみ、ラット・テリアのより脚の短い種である。 アメリカン・ヘアレス・テリア(英:American Hairless Terrier) アメリカ合衆国原産。ラット・テリアの突然変異の無毛個体を基に作出された愛玩用犬種である。ヘアレス犬種のルーツを紐解く重要な手がかりにもなった。 トイ・フォックス・テリア(英:Toy Fox Terrier) アメリカ合衆国原産。ペット兼ネズミ狩りのための犬種を作り出すため、スムース・フォックス・テリアにチワワやミニチュア・ピンシャーなどをかけ合わせて作出された。小柄で華奢だがフォックス・テリアの特徴を残している。又、耳と瞳が大きい。 チリアン・テリア(英:Chilean Terrier ) チリ原産。チリに持ち込まれたフォックス・テリアと土着の犬の交配によって生まれたネズミやキツネを狩るための犬種。 ブラジリアン・テリア(英:Brazilian Terrier) ブラジル原産。ジャック・ラッセル・テリアがブラジルに渡り、他犬種と混血し固定したものである。非常に頭がよく、いたずらも大好きである。しつけや狩猟の方法もよく飲み込むため、原産国では人気の犬種である。
※この「フォックス・テリアから作出された犬種」の解説は、「フォックス・テリア」の解説の一部です。
「フォックス・テリアから作出された犬種」を含む「フォックス・テリア」の記事については、「フォックス・テリア」の概要を参照ください。
- フォックス・テリアから作出された犬種のページへのリンク