フェルナンド・ペソアとは? わかりやすく解説

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ペソア【Fernando Pessoa】

読み方:ぺそあ

1888〜1935]ポルトガル詩人評論家本名のほか、アルベルト=カエイロ、リカルドレイスアルバロ=デ=カンポスという三つ筆名をもち、それぞれ異な作風の詩を発表した


フェルナンド・ペソア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/18 14:05 UTC 版)

リスボンのカフェA Brasileiraの前にあるペソアの像

フェルナンド・アントニオ・ノゲイラ・ペソア(Fernando António Nogueira Pessoa、1888年6月13日 - 1935年11月30日)はポルトガル出身の詩人作家

ポルトガルの国民的作家として著名である。1988年に発行された100エスクード紙幣に肖像が印刷されていた。

経歴

リスボン生まれ。5歳のときに父親が結核で亡くなり、母親が南アフリカの領事と再婚したため、ダーバンに移る。ダーバンケープタウン英語による教育を受ける。17歳でポルトガルに戻り、リスボン大学で学ぶがのちに中退。祖母の遺産で出版社を興すが失敗し、貿易会社でビジネスレターを書くことで生計を立てた。

1915年に詩誌「オルフェウ」創刊に参加。わずか2号に終わるものの、ポルトガルのモダニズム運動の中心となった。生前はほぼ無名であったが、死後にトランクいっぱいの膨大な遺稿が発見され、脚光を浴びるようになった。

作品

日本語で読める作品

  • 『ポルトガルの海―フェルナンド・ペソア詩選 増補版』池上ミネ夫訳 (彩流社、1985年9月)
  • 『ペソアと歩くリスボン』近藤紀子訳 (彩流社、ポルトガル文学叢書、1999年6月)
  • 『不穏の書、断章』沢田直訳 (思潮社、2000年11月)
  • 『不安の書』高橋都彦訳(新思索社、2007年1月)
  • 『新編 不安の書、断章』沢田直訳(平凡社、2013年1月)
  • 『フェルナンド・ペソア短編集 アナーキストの銀行家』近藤紀子訳(彩流社、2019年6月)
  • 『不安の書【増補版】』高橋都彦訳(彩流社、2019年8月)

評論

  • アントニオ・タブッキ『フェルナンド・ペソア 最後の三日間』和田忠彦訳 青土社 1997年8月

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