ポルトガル・エスクードとは? わかりやすく解説

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ポルトガル・エスクード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/17 16:28 UTC 版)

ポルトガル・エスクード
Escudo português(ポルトガル語)
ISO 4217
コード
PTE
中央銀行 ポルトガル銀行
 ウェブサイト www.bportugal.pt
使用
国・地域
ポルトガル
インフレ率 2.8%(2000年)
 情報源 worldpress.org
 指数 CPI
ERM
 開始日 1989年6月19日
 レート固定日 1998年12月31日
 €使用開始日 1999年1月1日
 €一般流通開始日 2002年1月1日
= 200
種子島をモチーフにした200エスクードス硬貨(1993年)

1932年に2エスクード50センターボス、5、10エスクードス銀貨が導入され、2エスクード50センターボス銀貨と5エスクードス銀貨は1951年まで、10エスクードス銀貨は1955年まで鋳造された。1963年に2エスクード50センターボス、5エスクードス白銅貨が導入され、1969年にアルミニウム製の10センターボス硬貨、20、50センターボス、1エスクード銅貨が発行された。1971年と1977年に10、25白銅貨が導入。1986年に新たな硬貨を鋳造、1989年と1991年に1、5、10エスクードス洋白貨、20、50エスクードス白銅貨、100、200エスクードスバイメタル貨が導入され、これら硬貨がユーロ導入のときまで流通した。ユーロ導入における各硬貨の交換レートは、1エスクードが0.50セント、5エスクードスが2.49セント、10エスクードスが4.99セント、20エスクードスが9.98セント、50エスクードスが24.94セント、100エスクードスが49.88セント、200エスクードスが99.76セントで、硬貨の交換は2002年12月31日をもって終了した。

硬貨の別名は、50センターボス硬貨をコロア(coroa, 王冠)と呼び、50センターボス硬貨が廃止された後年も、その名残から2エスクード50センターボス硬貨をシンココロアス(cinco coroas, 5つの王冠)。また、エスクード以前の旧通貨レアルを総じてレイスと呼んでいたことから、2500レイスにあたる2エスクード50センターボス硬貨をドイスイキニェントス(dois e quinhentos, 2500)と呼んだ。

紙幣

造幣局により1917年から1925年にかけて5、10、20センターボス紙幣が発行された一方、ポルトガル銀行により1913年と1922年に50センターボス、1、2エスクード50センターボス、5、10、20、50、100、500、1000エスクードス紙幣が導入された。以降、新たな紙幣は1942年に5000エスクードス紙幣、1989年に10,000エスクードス紙幣を導入。廃止された紙幣は1920年に50センターボス、1エスクード紙幣、1925年と1926年に2エスクード50センターボス、5、10エスクードス紙幣の造幣を停止。1989年に100エスクードス紙幣は硬貨へ替えられ、その造幣を停止した。

各紙幣の肖像はポルトガルの歴史的著名人や王政時代の国王が描かれていた。最後に発行されたシリーズの紙幣には大航海時代の人物が選ばれ、ジョアン・デ・バーロス、ペドロ・アルヴァレス・カブラルバルトロメウ・ディアスヴァスコ・ダ・ガマエンリケ航海王子の肖像が描かれていた。

ユーロ導入における各紙幣の交換レートは、500エスクードスが2.49ユーロ、1000エスクードスが4.99ユーロ、2000エスクードスが9.98ユーロ、5000エスクードスが24.94ユーロ、10,000エスクードスが49.88ユーロで、2022年2月28日で交換が停止され失効した。

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